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あっという間に約束の日はやってきた
遅れるといけないと思って早めに家を出すぎた、待ち合わせまであと30分くらいある
この間みたく髪の毛をお団子にして後れ毛をくるんと巻いた。
あの時は小瀧先輩が髪の毛を触ってくるもんだから、ドッキドキして。
結局よかったのか悪かったのかわからないけど、また触ってもらえるかもという希望込みで
この髪型。
最近よく考えてみるんだけど、私はやっぱり小瀧さんのことを恋愛的には好きじゃないと思う。
ただ、たまに優しくされると嬉しくて、つい調子に乗って甘えたくなる
なんだか、お兄ちゃんになってほしい、そんな存在
だからこれは、全然恋じゃない
付き合ったらきっと、お前あれやれ、これやれ、遅いねん、俺の言うこと聞けへんのか、そんな上から目線のオンパレード
想像しただけで震えが止まらなくなる
『…やっぱ小瀧先輩はないわ』
100%ない。そう確信した時
「俺のなにがないねん」
『わっ、小瀧先輩』
不機嫌そうに私を見つめる小瀧先輩
ユイ「Aちゃんおはよう〜、今日はよろしくね!」
『はいっ』
ユイさんは、相変わらず綺麗すぎる
赤「おっ、この子がAちゃん?俺、重岡大毅、よろしくな!」
そう言って笑う重岡さんは、笑顔がとても素敵だ
『山本Aですっ、よろしくお願いします』
赤「高校生やんな?ええな〜。」
「シゲも高校生と変わらへんやろ」
ユイ「ほんまな〜」
なんだか楽しくなりそう
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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年4月15日 18時