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もう太陽が赤く燃えて沈もうとしてる時目を覚ましたA。
日記をベッドサイドのテーブルに置いておいてあるから、またパニックを起こさないように日記を読み終わったタイミングで全員入室。
照史も小瀧の顔を見ると申し訳なさそうな表情をしていた。
『今朝は、すいませんでした…桐山さんと小瀧さん、でしたよね?』
橙「ん?ええよ?驚かせてもうてごめんな?」
今朝の記憶がまだ残ってる様子のA。
それから先生が来ていくつかの質問をする。
謎が多いAの記憶のことをひとつでも多く知る為に俺らも同じ部屋で聞いて。
「今日の朝、何があったか分かりますか?」
『はい。』
これからの為にも今朝何が起きたかAから聞かなあかん。
今朝の記憶が消えてないのがほんま良かった。
『あの時は自分に何が起きてるか分からなくて。背中触られた時小瀧さんが違う顔の男の人に見えて…耳元で名前を気持ち悪い声で呼ばれてて…なにがなんだかわからなくなって怖くなって…気づいたらここにいました。』
緑「…違う顔の男の人?」
『…なんか眼鏡してて、気持ち悪い顔で笑ってて…小太りで…』
なんだか聞いた覚えのある特徴。
いきなりで先生は分かってなかったみたいやけど、淳太が小さく呟いた。
黄「あれや、…あの時の犯人ちゃう?」
Aから聞く特徴にどこか感じる既視感はそれか。
ごちゃごちゃに絡まっていた糸がピンと張ったように思い出した。
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ゆり。(プロフ) - はじめまして!記憶喪失な主人公ちゃんですが、どのように変わっていくのかわくわくです。記載についてですが、『赤「〜〜」』などとメンカラでやる方法が多数なので、おすすめです♪これからも頑張ってください! (2018年4月29日 19時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - はじめまして!全部読みました!こういうお話大好きですっごい面白かったです…!これからも応援してます頑張ってください(*'▽') (2018年4月9日 2時) (レス) id: 289b961369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色ももいちご | 作成日時:2018年2月9日 10時