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「 …なあ？ 」
「 はい、なんでしょう。 」
「 ほんまに俺は死ぬんやろか。 実感せぇへん。 」
「 安心してください、運命はよっぽどのことがない限り変わりませんよ。 」
「 安心できひんわ、そんなん。 」
卵とﾊﾑの良い香りが部屋に充満して食欲をそそられる。
俺の好きな焼き加減の目玉焼きに小さくｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞをして白い皿に流す。
炊き立てのご飯にそれを乗っけて醤油を垂らして一気に胃袋の中にかきこんでるこの時間は最近の至福の時。
全ておかずとご飯を食べ終わった後に飲む麦茶一杯は俺の習慣で。
ずっと俺の傍を離れない死神と名乗る女に問いかけた。
「 死神さん死神さんっ！ 」
「 はい、どうされました？ 」
「 何個か質問してええかな？ さすがにいきなり現れて納得できるほど警戒心無いわけちゃうから。 」
「 はい、もちろん 」
「 まず、あんたが死神やってことは信じてはないけどもうええからさ、その…これは現実やんな？ 」
なんて馬鹿な質問や。
現実だってことくらい漫画みたいに頬を抓らなくてもわかっとる。
でも、俺が7日後に死ぬ…？
それだけは信じられへん。 信じたくない。
やっとﾃﾞﾋﾞｭｰできて仕事1つ1つを全力で楽しんでこなしてる最中やってのに死ぬ…？
「 もちろん、現実です。 」
「 あ、あぁ…そうやろなぁ。 」
落ち着けない俺はそんな微妙な返事しか返せない。
返しがうまいよな、なんて聞き飽きたくらい言われたのにこの時の返しは自分でも驚くくらいに下手だった。
「 えーと、あとは… 」
もっと聞きたいことはある。
あるはずやのにいざ聞けるときに出てこぉへん。
「 聞きたいことは出てきた時にでいいですよ。 それより、私の話少しあるんでいいですか？ 」
「 あ、はい。じゃ、どぞっ！ 」
「 私達死神は今生きている人間の後悔の念を無くして無事命日に天に送り届けること、それが役目です。その為に重岡様に私は最期まで尽くすように命じられてますから、いつでもどこでも使ってください。やりたいことなどございましたらなんでもお申し付けくださいませ。 」
お辞儀をした彼女の耳からさらりと綺麗な黒髪が揺れた 。
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濱ちゃん(θヮθ) - はじめてですよね！とっても続きがきになります。 (2017年3月3日 21時) (
レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
〒 虹色ももいちご.。(プロフ) - めいこさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^_^*) (2017年2月14日 23時) (レス) id: 82aa0cce49 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ - はじめまして！とっても面白いですね！更新ファイトです！ (2017年1月22日 22時) (レス) id: 3ac7ef3471 (このIDを非表示/違反報告)
〒 虹色ももいちご.。(プロフ) - 或人さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!! とても嬉しかったです。更新遅くなりますがこれからも読んでいただけると嬉しいです(*^^*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 8cc8e0c6d0 (このIDを非表示/違反報告)
或人 - 読みました！！凄く続きが気になります ！更新まってます ！ (2016年8月24日 22時) (レス) id: 032538a8c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹色ももいちご | 作成日時：2016年8月22日 14時
