初夏の枇杷に溺れて、

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痛すぎるコルギを終えて鏡を見た俺は生気を取り戻した人のように顔つきが良くなっていた。

顔も小さくなってる気がするし

「ちゃんとした食事を食べてくださいね。

3色牛丼とかそんなんじゃ徹也さん、あなた早死しますよ」

施術してくれた先生にビシッとそう言われ俺ははい…と項垂れる

「徹也まじで顔小さくなったな」

待ってくれていた亮にお披露目すると切れ長の目を開いて驚いた様子を見せる

「だろー」

「んじゃ、次のところに行くとするか」

ありがとうございました、と先生にお礼を言い俺たちは美容室へと向かった








「暗めの茶髪でお願いします」

亮がそう伝えて髪染めとカットが始まった




いつものお約束の髪洗ってる時に顔も一緒に洗われて、俺が何故かドライヤーして


そうこうしていると髪の毛もきれいさっぱり



「こんな黒髪寄りの茶髪にしたのひっさしぶりだわ」


亮に見せに行くと亮もめっちゃいいじゃん！と褒めてくれた

「ありがとーまたおいで」

「ありがとー」

美容室を後にした俺

これで、スタジオに戻って服着替えてみんなにお披露目するだけ

「今日一日ありがとな」


「いいよ、撮影なんだから」


車も出してくれて優しい亮に感謝しかない






スタジオについて俺はみんなのいない所で着替える

いつもの撮影場所でほかのメンバーたちの話す声が聞こえる

A、この俺の姿見たらどう思うかな…………

カッコイイって思って欲しいな



「じゃあ、徹也さん！お入りください！！！」

俊光の声が聞こえて俺は布を巻きつけたまま顔だけ出している状態で登場する

3,2,1とみんながカウントダウンして俺は布をバッ！の取った



「えー！！！！！！！！！！めちゃくちゃイケてる！！！！！」

5人が口を揃えてそう言ってくれた

よかった。笑

「俊光が勧めてくれた服屋がめちゃくちゃいい」

「だろ？？」

へへん、と満更でもなさそうな俊光

「てことで、今回のてつやイケメン化計画第二弾は大成功！！！！！！」





これで動画は締めくくられた

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