REALITY&FANTASY #1

おかえり.2 ページ40

彼の家の玄関から、
大好きな広い背中を見送る。

朝に少しだけ散らかした部屋を片付け
同じマンションの違う階にある自宅に戻る。


愛犬が出迎えてくれたあと、
鍵をかけて靴を脱ぐ前に、
彼へ帰宅報告をする。笑


A今お家に帰ったよ〜!画面の向こうから見守ってます♥️🩵

紫耀おかえりー!俺のことを!見守ってて下さい👁️


はいはい、紫耀くんだけを。ね。笑



私も彼も、
この生活にはすっかり慣れた。



自宅に着いた時の連絡を
必ずして欲しいという彼は
相変わらず心配性。


同じマンション内なのに。笑


そうゆうところも大好きで、
毎日愛おしく思ってることは秘密だ。



ふふふ。
楽しみだな〜！
どんな感じになるんだろう？


あ、じんくんにも連絡しようかな？


Aじんくん、おはよう☀今日は楽しみにしてるね!画面の向こうから2人を見守ってます♥️🩵

神宮寺くんおはよう🌞ありがとねーー✌🏻
俺のことも見守ってくれるの?嬉しいな〜☺️
頑張ってくるねー!しっかり見ててね^^


しっかり見てて！✌🏻👀の目潰しポーズをしながら
ちょっ眉間に皺を寄せてる紫耀くんとの
ツーショットセルカが送られてくる。笑



あ、これ帰ってきたら
「俺だけを見てって言ったじゃん！」
って怒られそうだな〜。
なんて思いながらクスクス笑ってしまう。


紫耀くんと知り合ったきっかけはじんくんで、
私自身、5人の中でも特にお世話になっている。

(まぁ...本当のきっかけはもう1人のあの子なんだけど...))


今日も一緒に仕事に出かけた2人。


ほんと、仲良しだな〜！
じんくんのポジションが羨ましい！
と思うファンの子だって
いるんじゃない？って思う。笑


仕事を家に持ち込まない彼は
私にあまり仕事の話はしない。

ただ、じんくんを含めた友人である5人の話や
同じ事務所だった慎太郎くんや友達の話は
これまでたくさん聞かせてくれた。


仕事仲間でもあるけど
彼にとっては友人で仲間で戦友で、
家族よりも多くの時間を共にした人たち。

お互いを愛し、愛されて、支え合っている
そんな関係性をたくさん教えてくれる。


紫耀くんがグループから離れ、
事務所を退所してからの1ヶ月ちょっとの間、

胸が苦しくなるほど、

その素晴らしい関係性をより強く感じた日々だった。

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