夢を見るなら君と (ページ10)

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一緒にいるうちにAに惹かれていって秋に告白した。

受け入れてもらえた。そしてなぜか幼馴染に挨拶に行った。

「ごめんね。なんかうるさい幼馴染なんだ」

ファミレスの4人がけの席に2人で向かったら、幼馴染2人に腕を引っ張られ、2人の間に座らされてぎゅーぎゅーに潰されながらAはそう言った。

「うるさいってなんだよ。俺らが認めなきゃダメでしょ」

慎太郎といった年下の幼馴染はきっとAのことが好きだったんだろう。明らかに見る目が恋してた。

大我という年上の幼馴染はいつまでこの文化続くの？とダルそうにいってた。

文化ってことは高校時代のAの元彼もこの謎の儀式を受けたのだろう。

「Aのこと泣かしたらまじ許さないんで！俺来年同じ大学行きますからね」

慎太郎はAにわかりやすすぎるアピールをしてたけど、Aは何にも気づいてなかった。そりゃもう慎太郎が可哀想になるくらいに。

あぁこんな鈍感な人と長く付き合えないかもしれないと心の奥底で思ったりもした。

半年後金髪にした慎太郎がせんぱーいって抱きついてきた時は本当に殺されるんだと思った。

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