あくまで幼馴染みの弟で...... (ページ5)

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『俺、麦茶も好きやから気にせんでええよ』

キッチンにいるAに声を掛けると

｢えっらそうに！ほんまにもう…｣

なんて文句言いながらもこの家に置いてある
俺用のコップに麦茶を注いでくれるA

あぁほんま可愛い､､､

さ｢ねえAの鈍感さってあれ、誰譲り…？｣

あ｢ん〜… お父さん？でもお父さんあそこまで鈍感じゃないし…

ってかさ Aが鈍感なのって自分ことだけじゃない？？？｣

『それ、俺も思ってた。
俺らがちょっとでも体調悪いと誰よりも早く気がつくし』

あ｢もしかして、駿がAのこと好きなの気がついてるけど眼中に無いから気づかないフリしてるのかも…？(笑)｣

『ちょ… え… もしそうだったら俺、立ち直れないんやけど…』

さ｢いや〜…でも姉ちゃんが悪魔だとは思えないし
ただ単に気付いてない説が有力だと思う｣

あ｢気付いてたら、こんなに駿のこと甘やかさないか｣

『あ、やっぱり俺、甘やかされてる？』

さ｢ほんまにどの口が言うん？？？？
甘やかされてる感覚ないならアンタ病気やで？｣

『幼馴染に辛辣すぎん……？』

｢3人でえらい楽しそうやな(笑)
はい、駿ちゃんお待ちどおさま｣

『？！あ、ありがとう
いまの話聞いてた…？？』

俺がAの事好きって話聞かれてないよな？？？

｢え？聞こえなかったけどもしかして
3人で私の悪口言うてた？！｣

あ｢違うけど、あながち間違いじゃないな。
ね、駿？(笑)｣

聞こえてなかったならひと安心なんやけど
こういう時のあかりのキラーパス怖すぎ

『え、ちょ！俺に擦り付けんのズルいって！』

｢駿ちゃんのその反応、めっちゃ怪しい､､､｣

『Aのこと悪く言うわけないやろ
冤罪だって！ねえさやかからも何か言ってよ』

さ｢駿、静かにして｣

『だから幼馴染に冷た過ぎん？？？』

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