channel_2 (ページ1)

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Aのマンションに着くと
エントランスにAの姿が

周りの目なんか何も気にしないで
彼女の名前を呼び、抱き締めていた。

ふと我に返り、Aから離れると
豆鉄砲を食らった鳩のような顔

俺がここに居る経緯を説明すると
おもむろに何かを探し始めたA

｢...あ、携帯部屋に忘れてきた｣

するとなんで連絡が取れなかったのかを説明してくれた

いつも俺の相手してくれるからわりと時間に余裕があるって勝手に思ってたけど
シュークリーム作りたいって部屋にお邪魔した時も
俺が調理に没頭している時はパソコンに向かっていたし、俺のラジオ聴いてくれてるって言ってたけど
その時間まで起きてるってことはきっと仕事をしているからで

Aの優しさに甘えて振り回してたんじゃん俺

｢心配かけてごめんなさい｣

そう申し訳なさそうにAは言うけど
俺がAを困らせただけだったな

『こっちこそなんかごめんね』

すっごい反省､､､
Aだって超忙しいんだから俺が振り回しちゃダメなんだよ
年下に甘えちゃダメだ。なんて絶賛反省中

｢...そんな悲しい顔しないで｣

｢私、友だち少ないから誘ってもらえるの嬉しいの｣

｢無理なんかしてないし、井口さんに会えるのが嬉しくて仕事頑張れてるんだよ？？｣

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