貴方のことが好きな女は嫌いですか？ (ページ49)

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理side ページ49

理『...うっま！え？！本当にこれただの塩むすび？』

何故だろう。
塩で握られただけのおにぎりがすごく美味しかった。

A ｢...そんなに大袈裟に褒められると照れますね/// ありがとうございます。｣

いや、大袈裟なんじゃなくて本当にそう思っただけで..... 彼女につられてついもごもご話してしまった

耳まで真っ赤にしている彼女を見ているとこちらまで
照れてしまう。

味噌汁とおにぎり

ただそれだけなのにとても美味しくて
彼女との他愛もないお喋りを楽しむことなく
夢中で食べてしまった。

...いや俺そんなに飢えてたっけ？(笑)

ふと前を見ると
あっという間に平らげた俺の前で彼女が
おにぎりを頬張りながら優しく微笑む

その時

理『俺、Aちゃんと結婚する気がする』

理『...え？』
A ｢...え？！｣

どうやら心の中で思っていたはずだったのに
声に出してしまったようだ

目の前の彼女はまた耳まで真っ赤にしている。

理『...え、いや、あの、その...』

うまい言葉が見つからない。
テンパって頭も働かない

A ｢...ふふふっ｣