貴方のことが好きな女は嫌いですか？ (ページ48)

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理side ページ48

香ばしい良い匂いで目が覚めた。

和輝、朝からなんか作ってんのかな？俺の分もあるかな？なんてことを考えてたが
どうやらこの部屋は俺の部屋ではない。

.......拓耶んち泊まったんだった。

周りを見ると拓耶も美遥ちゃんもまだ寝ている。

ただ Aちゃんが居ないから彼女はもう起きたのだろう

匂いにつられて台所に向かうと
彼女が何かを作っているようだった

理『おはよう...』

A ｢あ！おはようございます。
朝ごはん作ったんですけど井口さん食べますか？｣

誰よりもはやく起きたのであろう彼女は
朝食を作っていたようだ。

香ばしい匂いの正体は焼きおにぎり。

味噌汁と塩むすびもあって
いつの間に作ってたのか。と少し彼女に感心した

残りの2人は起きてこないが
せっかくだからあったかいうちに食べようと
俺が提案したので2人で食べることに

いつの間にか片付けられていたテーブル

昨日そのまま寝てしまったはずだから
きっと寝ている間に彼女が片付けてくれたのだろう。

表情がコロコロ変わる子という第一印象から
俺が彼女に抱く感情は時間が経つほどに変化していった。

すぐ近くで2人とも眠っているが、
リビングのテーブルに向かい合って座る。

いただきます。