そんなヒラが好き (ページ6)

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お歌【こーヒラ】ページ6

あの時からして次の週の日曜日

私は、こーすけの家に来ていた

1日といってもお昼ちょっと前からの予定

こーすけに言われた通り、合鍵で扉を開けた私は、まずこーすけと自分のお昼を作ることにした

「お、来たか」

「うん、お邪魔させてもらったよ」

「おぉ」

一応メッセージは送った

今から行くよ、と、入るよって

「リクエストとかある？」

「じゃあハンバーグ」

「定番だね」

まずはご飯から炊いていく

お米を洗ってセットし、30分のタイマーをつける

次にハンバーグを作った

「こーすけ、出来たよ」

「うまそー！」

完成し呼びかけると、こーすけは目を輝かせてこちらを見た

「いただきます」

2人で声を合わせる

「この後どうしたい？」

「あー、実はな、行きたいところがあって」

ご飯を食べた後、来たのはカラオケ

久しぶりに歌いたいのだとか

「回しで歌うか」

「そうだね」

こーすけ、私の順で回していく

早速歌っていく

思ったのはさすが、とても歌が上手い

久しぶりに間近で見るこーすけと久しぶりに聴くその歌声は何故だかとても安心する

「次はヒラの番だぜ」

「わかった」

1時くらいに来た

でも、あっという間に5時過ぎに

そのあと晩御飯を作って、2人で食べた

帰るつもりだったんだけど、話が弾んじゃってね

泊まっていくことになった

流石に10時過ぎに女性をひとりで返すわけにはいかないと引き止められ、送り届けるのも帰りが遅くなるので私が遠慮した

お風呂に入って、下着から服まで貸してもらった

ただ、Tシャツが大きいからワンピースになるんだ

前もそうだった

だから、大きめのTシャツを用意してもらってる

お世話をするつもりで来たのに、結局してもらっている

昔から変わらないな、と安心感を覚えた