パーフェクトワールド2

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あの後、しおりと夜中まで話が弾んじゃって





起きたら朝の10時





寝ぼけながら壁にかけられてる時計の時間に慌てて飛び起きたんだけど





『......そっか、家じゃないから寝坊とかじゃないんだ』






ちらっと隣のベッドで寝てるしおりを見ると気持ちよさそうに寝てて







昨日のお詫びにフレンチトーストを作って見ると凄い喜んでくれて






しおり｢これならAと一緒に住めばよかった！こんなに美味しいご飯食べれるとか、私が変わりに働くからAにご飯お願いしたいわ〜｣





『ふふっ、いつでも作ってあげるよ笑』






なんて嬉しいことを言ってくれたり





晴人に今から返っていいか聞いてて






待ってるって返事があったから家に帰ることに






オートロックを解除して歩いている時に考えるのは昨日のこと






晴人の伝言はしおりから聞いたけど





誤解だと言われても、あの仲良さげに歩いてた2人を思い出すと






晴人のこと疑いたくないのに、本当に誤解なのかと考えてしまう





家の前で鍵を開けるのは簡単だけど







なんて言って家に入ればいいのか






ただいま？




でも晴人にとって、もう私なんか彼女でなければそう言って中に入ることなんてできなくて





ノックして入るべきなのか





それとも連絡して開けてもらうのが正しいのか




どうしようかと悩んでいるときだった





ドアがいきなり開いて私のおでこに当たってしまった




何が起きたのか一瞬わからなかったけど、反射的に痛めたおでこに手を当てる







『いっ...』




晴人｢え？A！ごめん！いるって思ってなくて！え、どうしよ？痛いよね？びっ、病院行こ！」





『っ......だ、大丈夫。...いきなりだったから』





晴人｢本当にごめん！中入ろ？冷やさないと｣






そっと背中に手を回してくれて一緒に中へ入る






1日しか離れてなかったのに、その背中に感じる温もりが凄く懐かしく感じた







ソファーへ座らせてもらって、冷やす物を持ってきてくれて軽く当ててくれる






晴人の目線はおでこに意識がいってて、私の目の前には晴人の首元





目線が合わない今なら話できるかな

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