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ドアを開ければももはスマホを握ったまま玄関にうずくまっていた。
出かけていたのか上着もきたまま、ぎゅっと自分の身体を抱きしめるみたいにして、
「もも、」
震える肩に手を伸ばした。
「もも、もも来たよ、待たせてごめんね、」
「ほしき、ほしき、」
上げた顔はずっと泣いていたのか真っ赤で、崩れ落ちるように俺に縋り付く。
「もも、大丈夫、大丈夫だから、」
ぎゅっと俺に抱きついて、枯れることのない涙は溢れ続けて、俺の肩を濡らす。
ひくひくと泣きながら、たまに、「ごめんなさい、」と苦しそうに漏れる言葉が、誰に言ってるのか、なにに言ってるのか、分からないけど胸を締めつけた。
「もも、なにがあったの？話せる？」
ぽんぽんと背中をさすって、少し呼吸が落ち着いた頃に、そう聞いた。
「もも、」
「うん、ゆっくりでいいよ」
頭を撫でれば、俺の背中を握る手にぎゅっと力が入った気がした。
「、もも、汚ないの、」
「え？」
「裏切っちゃった、もものこと、好きでいてくれたのに、友達だったのに、ももが、弱いから、傷つけた、」
「もも、」
「もう、真っ白には、戻れないの、」
辿々しく震える声で紡がれた言葉。
なにを言いたいのか、最近のももを見ていれば、理解できてしまう
ずっと、ずっと、ももを見ていたから、
「ももは汚くないよ」
「ちが、」
「ももはきれいなんだよ、ももはもものままだし、ずっと、昔から、今だって真っ白なままだよ」
「っ、ちがうのっ、ももはっ、」
大粒の涙が溢れて、きらりと濡れたそれは宝石みたいで、こんなにきれいなももを、なんで、
もものこと分からないやつは、傷つけるやつは、初めからももに関わらないで、
言葉を遮って強く抱きしめた
「もも、もものこと好きだよ、」
「…え、？」
「ももは俺の初恋で、今もずっと、キラキラ眩しいもものことが大好きだよ」
身体を少し離して、そのきれいな瞳を見つめた。
「もも、」
目を丸くするももの頭に手をまわして、そっと寄せて、唇を重ねた
「、だめ、」
「だめじゃない、もも、見て？俺のこともちゃんと見て？」
「っ、ほしき、」
「真っ白なももがずっと欲しかった」
「、ほし、」
「もも、もう俺子どもじゃないよ」
鼻と鼻が触れてしまいそうな距離、じっと見つめて、頭に手をまわして、吸い込まれるようにもう一度キスをした。
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れん(プロフ) - Twitterフォローしたいです。アカウント教えていただけませんか？ (2023年5月8日 1時) (
レス) id: 45b3efa84a (このIDを非表示/違反報告)
みみこ(プロフ) - あんなさん» パスワードの配布twitterにて行なっていましたが現在フォロー許可を停止しております。また再開時期は未定ですが再開しましたらアカウントを記載しますのでお待ちいただければ幸いです。 (2023年1月26日 17時) (レス) id: 1c7799c10d (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - あのこのないしょ読みたいです。パスワード教えてほしいです。 (2023年1月25日 22時) (レス) id: 2a8575220a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみこ
| 作成日時：2022年11月20日 22時
