「魔法が使えない」なんていっていないが？

story15 ページ16

事情を聞けば、フロイドとジェイドはウツボの人魚でアズールはタコの人魚だからアズールに対してびっくりタコちゃんと言ったそうだ。
え、人魚って……

｢は！？フロイドたち水中人(マーピープル)なのか！？
え、俺ホグワーツに帰ったらジェームズたちに自慢してやろ｣
｢え？ハコフグちゃんのところだと珍しいのぉ？｣
｢珍しいっつーか言語違うな｣

アズールもフロイドも興味があるらしく俺の所の水中人(マーピープル)について話す事にはなった。

とは言っても、どんな姿なのか。ケンタウロスのように敬意を払わないといけないこと、マーミッシュ語を話すから俺にはただの叫び声のようにしか聞こえないこと
ぐらいしかないがな。だって俺そこまで魔法動物学得意じゃないからな

｢へ〜、ならぁ俺たちの人魚の姿見てみる？ハコフグちゃん｣
｢え、見てもいいのか？｣
｢あなたの興味深い話を聞かせていただいた対価にもいいでしょう｣

え、こっちの人魚？は対価だなんだって気にするのか…？普通そんなことないと思うんだがまぁフロイドらがそれで満足するならそれでいいか。

｢じゃー、ちょっと待っててねハコフグちゃん♪｣
｢おー｣

いつもこんなふうに機嫌がいいといいんですけどね。とニコニコとジェイドはしているがまぁフロイドの事だ普通に気分乗らないと言って急に辞めても仕方ないのは仕方ないだろう。

｢ま、それがフロイドの個性であり魅力だろ。いいんじゃないのか？｣
｢なら僕の個性と魅力はなんでしょう？｣
｢ジェイドの？そうだな…。飽き性な双子の手網を持てる手腕とかじゃねぇのか？｣

フロイドもジェイドも今日1日2日あたりしか知り合ってないもんな。いや本当なら全く知らないと言えるところだろうが。
ジェイドもそうですか。とニコリと笑ってるようだしまぁ何も不正解な変なことを言ってなかったってわけだ。

story16→←story14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す