うちの新人がパパ活してる件 (ページ8)

今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:67,709 hit

8 ページ8

side安元

やっと彼女が自分の言葉で話してくれた。

最初よりは心動かされたが100%納得できるかと聞かれたら嘘になる。

30秒ほど沈黙が流れたその時、江口が来た。

江口「あの～。お邪魔していいっすか。」

彼は申し訳なさそうに入ってきた。
どうやら俺らの話を聞いてしまったらしい。

江口「いや、あのー別に盗み聞きするつもりは無くて。店員さんに案内されて入ろうと思ったら女性の声と安元さんの声がして。」

安元「どこから聞いちゃった？」

江口「安元さんの辞めた方がいいんじゃない的なところっすかね～」

まあまあ聞いてたな。

A「すいません。私ならまた日を改めて出直しますので。今日は失礼します。」

おっと、これはこのまま逃げられるのではと思ったが彼女の方から俺に連絡先を渡してくれた。

江口「全然大丈夫っすよ！安元さんの後輩なんですよね。俺も結果的に盗み聞きしてしまったし。3人で作戦会議しません？笑」

そう言った江口は心のどこかで楽しんでいるようだ。
Aさんも逃げられないと感じたようで

A「いいんですか？私なんかがお2人の邪魔しても…」

江口「はい！全然！むしろ面白そうですし笑」

こいつすげぇわ。
心がないとかそういう次元じゃ無い。

A「あの、では改めまして。4月からシグマセブンeでお世話になります、AAと申します。お2人とも私より大大大先輩ですので、どうか私に敬語とか敬称は使わないでください。」

俺と江口は2人で顔を見合わせた後了承した。

安元「分かったよ。この後Aが江口にも聞かれても問題無いって言うんならこのまま3人で話そ。」

江口も加わって俺らは3人で彼女の今後について考えてみることにした。