うちの新人がパパ活してる件 (ページ5)

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side 安元

今日の仕事は10：00からアニメのアフレコ
14：00からラジオの打ち合わせ
それが終わり次第取材を受けて終了という流れだった。

アフレコがスムーズに進んだので次の現場に行く前に昼飯に行こうと荷物を持ったところで、俺のマネージャーに声をかけられた。

マネ「安元さん、少しいいですか。
今日のガヤやってた子達、4月からうちの事務所に所属する子たちなんです。
挨拶させてやってください。」

確かその中に1人、新人にしては面白い芝居をする子がいた。その子は声も良かったしちゃんと磨けばもっと光ると思ってたが、うちの事務所だったのか。

安元「うちの子だったんですね。俺も話したかったんで是非。」

マネージャーがドアを開けてくれて廊下に待機するその子たち3人に挨拶しなさいと言うと、みんな立ち上がってくれた。

新人「お疲れ様でした！」

マネ「まだ養成所にいるんだけど、3人とも優秀でね。ほらちゃんと自己紹介しときなさい。」

俺は先ほどの新人が誰なのか突き止めるために3人の挨拶に真剣に耳を傾けて、最初に名乗った子がその子だと確信した。

A「AAです。春からシグマセブンeに所属いたします。よろしくお願いします。」

安元「さっき小学生の男の子やってたのAさん？凄いよかったよ。」

彼女は目を輝かせながらお辞儀をした。

A「ありがとうございます！頑張ります！」

他の2人にも挨拶をしてくれた後、今日の良かった点と彼らの場合は少しだけアドバイスもした。
その後俺とマネージャーはその場を後にした。