うちの新人がパパ活してる件 (ページ23)

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side 安元

ジロウ「そもそもなんで僕にだけその違約金を払う義務があるんですか。一緒にホテルに行くんですからこいつにも金払う義務がありますよね？」

おうおう、立ち上がって大声で主張しだした。
するとすかさず江口も立ち上がった。

江口「もちろん、彼女も合意の上でしたら2人に違約金を支払う義務が生じますよ。
ですが、そうで無い場合は2人分の金額に加えて警察に通報。
うちとしてもタレントのイメージがあるので表立った事件にはしたく無いんです。
なので貴方には何か適当な罪でもなすりつけてブタ箱に入ってもらいます。」

ジロウさんは男性にしてはそこまで背が高くないので、江口の高身長はよっぽどビビるだろう。

ジロウさんが一度座って話を続けた。

ジロウ「そんなことできるはずないよね。
ましてや警察がそんなズルさせてくれるわけない。」

A「ごめんなさい。でも私の方からもジロウさんのために、剛田さんの話を聞き入れてほしいです。」

ジロウ「俺のため？脅しのつもり？あのさぁ、お2人さん。大人舐めないでくれるかな？君達にお金払う義務ないし、罪の無い人を警察が捕まえるわけないよね。拒否だよ拒否。」

多分ここで本当にお金を巻き上げたら犯罪になるが、俺たちの目的はこの人とAの縁を切ること。

向こう側にも後ろめたい事情はあるだろうから、警察沙汰になることは避けたいはず。

そして、ジロウさんからは冷静な話し合いを続ける意志を感じられなくなってきたので僕が3人のところへ行く。

安元「こんにちは。今までの話、聞かせてもらいました。」

江口「兄貴、お勤めありがとうございやす。」

A「社長！お久しぶりですぅ！」

さっきまで威張り散らしてた男が一気に顔面蒼白になった。