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side 江口
僕は今面白そうだからという理由で、安元さんの後輩であるAAのパパ活から足を洗うぞ作戦に参加さしている。
つい先ほどAちゃんがパパさんに関係解消を持ちかけたところだ。
俺と安元さんは次にパパさんがどのような動きに出るのか固唾を飲んで聞き耳を立てている。
店員さんはそんな俺たちを不審に思っているようで、厨房の方からコソコソとこちらを見ながら話している。
ジロウ「そうくると思ったよ。事務所かなんかにバレたんでしょ？
それで今日はその事務所の人に言われて終わりにしに来た。」
A「そうです。」
Aちゃんは凄く緊張しているようだ。
声が震えている。
そんなAちゃんの前で踏ん反り返ってタバコを吸う男は、この状況を自分が有利であると信じて疑わないように見える。
ジロウ「女優目指してるんでしょ？そりゃお金掛かるよねー。お化粧代とかレッスン代？とか。事務所の人も分かってるだろうに、なのにパパ活辞めろだなんてヒドイ話だよねー。」
Aちゃんは黙ったままでパパさんが一方的に話しかけている。
ジロウ「よし、こうなったら俺が言ってあげる。この子にパパ活続けさせてあげてくださいって。」
この人は何言ってるんだ。
Aちゃんの立場を考えてないのか。
A「やめてください！
ジロウさんには今まで沢山お世話になりました。
でも私の一番大切な夢のためにもう終わらせたいんです。
私の都合で振り回して本当にごめんなさい。」
はっきり言った。
が彼の顔はさっきまでと違い少し怒ってるように見える。
ジロウ「いいよ。終わりにしよっか。」
A「ありがとうございま」
ジロウ「でもさ、最後に１つ。この後一緒にホテルに行こう。それが終わったらそのお願い聞いてあげるよ。」
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作者名：セザンヌ | 作成日時：2021年2月25日 1時
