【ハリーポッター】魔法にかけられた少女は困惑する (ページ7)

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９と４／３番線ページ7

待ちに待った日が来た
今日、ついに私はホグワーツに行く

あの、９と４／３番線に行って、特急に乗って
ホグワーツにいくんだ

手で押してるカートの重さが気にならないくらい私はワクワクしていた
同時にどこか恐ろしかった

ほんとに行けるのだろうかと不安になってしまった

「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。絶対にあなたならうまくやれるわ」
「俺たちの自慢の娘なんだからな」

そういって肩を抱き込んでくれる

不思議と不安でカチコチになっていた肩の力が抜けたのがわかる

「よし、じゃあ行こうか。九番線と十番線の間を行くんだぞ」
「怖かったら少し走るといいわ」

A「それミスったら勢いよく壁に衝突することにならない？？」
「確かに」

勘弁してくれよ

ゆっくりと歩きながら私は壁の中に入っていった

目の前に広がるあるはずのないプラットホーム。
たくさんの親子がそこで笑っていたり、寂しそうにしていたり、不安そうにしている。

どこでも似られそうなその風景だが、マグルと違うセンスの服を着ていることから、
ここがもう魔法界なのだということが痛いくらいに分かった

泣きそうになるのをぐっとこらえ、目の前に広がる景色を目に焼き付けんとばかりに凝視する

「そんなに見なくとも、この先何回もみることになるんだから」
A「違う、初めてはこの一回だけなのよお父さん。この感動は今だけなのだからこれを大事にしたいって思っているの邪魔しないで」
「お、おう」

普段めったにまくしたてたりしない私に思わず圧倒されるお父さん
ごめんオタクなの許して

「いい？いくら学校だからって羽目を外しすぎちゃだめよ。礼儀はいつでも大事にそれから...」
「あまりがみがみ言っても詰まんないだろ？それくらいにしてあげなさい」

お父さんありがとう

A「少し寂しいけど…頑張ってくるから期待して待ってて」
「あぁ、期待している。楽しんでくることをな」

頑張ることより楽しむことを重視してくれる、こういうところはとても大好きだ

「あぁ、もう行かなきゃ。行ってらっしゃい」
A「もうそんな時間？？......いってきます。」

別れを惜しみながら

　私はホグワーツ特急に乗り込んだ