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涼「な、なんかさ、せっかくこうして遊びに来てんのに、硬いじゃん?」
A「あ、そうだね、うん。じゃあ、涼太くん で」
涼「んー、まぁいいや、それで。(笑」
A「?」
よくわからない片寄くん改め涼太くんだったけど、なんだか嬉しそうだからよかった。
「A?」
A「え…?」
突然呼ばれた名前に、振り向かなくてもわかる声の主。
A「広臣さん…!」
あまりにも海の似合うその男は、隣の彼を見た瞬間、一瞬だけど顔をしかめた。
A「なにしてるんですか!」
臣「バイト。ここの海の家で夏場手伝いにきてんの。知り合いがやってんだ」
A「バイト…」
「おー!臣ぃ!さっさとこっち手伝え」
臣「マツさん、今行きまーす!」
マツさんと呼ばれる男性は、海の家のカウンターの向こうから顔だして広臣さんを呼ぶ。
なんか、海の男って感じ。
黒いし、なんかいかついし。
「臣なにやって…、お!Aちゃん♪」
A「あ…、直人さん」
臣「直人さんもここの手伝い。J.S.Bで交代にやってんの。明日は隆二と直己さんがいる」
人「お?お?いい男連れてんじゃん!彼氏?」
A「あ、いや…」
涼「 ” まだ ” 友達です」
臣「……」
なんだなんだこの二人。
ただならぬ雰囲気じゃないか…。
人「ふ…、あはははっ!」
涼「え?」
人「うんうん。若いとはいいことだね。Aちゃんも大変だね」
A「え…、あ、はい…?」
ま、仲良くねとスーパーの袋を下げた直人さんは海の家の中へと消えていった。
臣「さ、俺も行かないと。…A、」
A「はい?」
臣「似合ってるよ、すっげぇ」
そう言って、私の頭に手を置いてからニコッと微笑んで、広臣さんは海の家の中へと姿を消した。
A「っ、」
涼「……、」
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美憂(プロフ) - 大好きな小説なので、繰り返し読んでます読んでます!!! (2016年12月4日 16時) (レス) id: 456df1ab4e (このIDを非表示/違反報告)
スフィンクス(プロフ) - 紅さん» そう言っていただけるありがたいです(T ^ T) すみません、ありがとうございます(>_<) (2015年8月13日 23時) (レス) id: 1fc51bd9bd (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - あ、いえいえ!普通におもろいですよ!?逆転設定全然わるくないですよ!? (2015年8月13日 22時) (レス) id: c0c9a8bb69 (このIDを非表示/違反報告)
スフィンクス(プロフ) - 紅さん» うわ(°_°) 素晴らしく大きな間違い(°_°) ピーちゃんの年の設定でいっても弟になる(°_°) ご指摘ありがとうございます(>_<) (2015年8月13日 21時) (レス) id: 1fc51bd9bd (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - まさやす君がSHOKICHIの兄役実際とは逆転でウケます笑っ (2015年8月13日 15時) (レス) id: c0c9a8bb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年6月16日 21時