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A「広臣さん、」


臣「ん、昨日ぶり」






萩と私を通り過ぎてレイダーに寄って行って、昨日の如くシートを開いてその中にコンビニの袋をしまう広臣さん。



牛乳……。






萩「先入ってるからね」


A「あ、うん」






ヒラヒラと片手を振ってコンビニの中へと入っていく萩を見送って、広臣さんへと視線を戻す。



当の彼はレイダーにまたがってこちらを見つめていた。






臣「バイク好きだって言ってたじゃん、」


A「あ、はい…」


臣「今度いいとこ連れてってやるよ」


A「い、いいとこ…?」


臣「別に怪しい話じゃねぇから」






クスッと笑った彼だが、彼の見た目で今の言い方はどう考えても怪しい方向にしか思考が辿り着かない。






臣「すっげぇいいのがいっぱいある。お前なら喜ぶよ」






今度は余裕そうに口角だけをあげて。



小さく跳ね上がった心臓には気づかないふりを。






臣「ほら、早く行きな。友達待ってんじゃねぇの?」


A「あ、はい!」


臣「じゃあまたな、A」






ヘルメットをかぶった広臣さんは、小さく手を振って慣れた様子でハンドルをひねった






A「J.S.B…」






昨日は気がつかなかった。



バイクのボディとヘルメットに刻まれた" J.S.B " の文字が、私の前をゆっくりと通り過ぎていった。

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美憂(プロフ) - 大好きな小説なので、繰り返し読んでます読んでます!!! (2016年12月4日 16時) (レス) id: 456df1ab4e (このIDを非表示/違反報告)
スフィンクス(プロフ) - 紅さん» そう言っていただけるありがたいです(T ^ T) すみません、ありがとうございます(>_<) (2015年8月13日 23時) (レス) id: 1fc51bd9bd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ、いえいえ!普通におもろいですよ!?逆転設定全然わるくないですよ!? (2015年8月13日 22時) (レス) id: c0c9a8bb69 (このIDを非表示/違反報告)
スフィンクス(プロフ) - 紅さん» うわ(°_°) 素晴らしく大きな間違い(°_°) ピーちゃんの年の設定でいっても弟になる(°_°) ご指摘ありがとうございます(>_<) (2015年8月13日 21時) (レス) id: 1fc51bd9bd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まさやす君がSHOKICHIの兄役実際とは逆転でウケます笑っ (2015年8月13日 15時) (レス) id: c0c9a8bb69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スフィンクス | 作成日時:2015年6月16日 21時

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