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『大好きだよ』
紫耀「それで？俺のことはー？」
『大好きだよ』
…キマったぜ。
紫耀「俺は海人と廉の次にAのこと好きなんだけどね、ごめんな」
『待って』
夜空に向けてハハハッって大きな声で笑う紫耀。
紫耀「嘘だよ、Aのこと俺たちがずっと大切にしてくから」
真っ直ぐわたしを見てくれるその目は、いつもどこか影があってたまに紫耀の本心が分からなくなるけれど、きっとこの言葉は偽りなんかじゃなくて、"紫耀の言葉"なんだろう。
『ありがとう、飽きずによろしくね？』
紫耀「Aは、もうつまらんことで泣かんといて。あと、まじであんま責任ばっか感じんといて、見とってツラいわ、それと、1人で解決しようとするのもいかんよ。これ全部約束な」
涙腺にくるなー…。
恥ずかしいぐらい全部バレてるじゃん。
ぎゅっと唇を噛み涙をこらえていると、暖かい手が肩に回り引き寄せられて、あっという間に紫耀の分厚い胸板に顔を埋めていた。
紫耀「今日だけ大サービス」
いっつも紫耀が一枚上手。
もしわたしが紫耀の立場だったとしたら、こんなどうしよもないわたしに優しくできないだろう。
紫耀「これをずっと伝えたかったんだ」
優しい声色が紫耀の体から振動を通してわたしの心に届く。
紫耀「じゃあ！明日はまた早く起きて東京帰らないかんから、帰ろっか」
もうどれくらい経ったのだろう。最後に夜景の写真と夜景を眺める紫耀の後ろ姿の写真を撮って帰路に着いた。
『廉ってさ、距離感バカじゃんね』
紫耀「言い方やばいけど分かるよ」
『だからきっと信じてた人に裏切られることとか、きっとわたしたちよりダメージ受けやすいと思うんだよね』
紫耀「うん」
『でもそこが廉のいいところだしかわいいところだし、変わらないところでもあるじゃん。だからね、わたし廉のそういうところ大事にしたいの』
だんだん自分でも何が言いたいのか分からなくなってきちゃった。
『とにかく、早く仲直りしようね。これからライブの打ち合わせも始まっちゃうしねー』
いつもこういうことはMr.KINGのバランサー、海ちゃんがさりげなく言ってくれてたけれど、今日はわたしの番。
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aaaccc(プロフ) - みるるさん» ありがとうございます！励みになります！ (2017年10月17日 1時) (
レス) id: d2a3a7e36e (このIDを非表示/違反報告)
みるる - おもしろいです！更新頑張ってください！ (2017年10月16日 21時) (レス) id: e383b25bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaaccc | 作成日時：2017年8月11日 3時
