Girl is Mr.KING - 3

KING'S TREASURE <Ren> ページ15

廉「Aとは、"Make U Wet"やるって俺決めてるから。異論は認めんで」
いや、これ…
『激しすぎじゃない？大丈夫？B少年も出演者にいること頭入ってる？』
廉「単刀直入に言うと、絡みやりたいねん。俺ら18になったしええやん。やろうや」
圧が…すごい…。
『分かった分かった。やるよ、やるからにはお互い手加減なしで』

廉とは、田中聖くんの"Make U Wet"に決まり、ステージにベッドを置いて"とにかく絡みまくる"をテーマに掲げ、お互い照れなしの本気でヤバイを目指すことになった。

ある程度の振りはわたしが付けて、廉と話し合いながら形を作っていき、完成した一曲。
どこから聞きつけたのか、別フロアで練習中のあの人がやって来た。
「俺のAちゃんになーにしてんのー？」
廉「うわっ…樹くん」
『お兄さんに、この歌作ってくれてありがとうございますって言っといてね』
田中「うん分かったよー。って違うべ。永瀬廉くんは毎公演これどんな気持ちでやる感じ？」
廉「んもー、ほんま勘弁してくださいよー」
『これからジャニーさんに見てもらうついでに樹くんも見てく？』
廉「えええっ！やりづらいわ」
『いいじゃん、見てもらおうよ、結構自信作なんだよ、この曲の振り』

並べた椅子に、ジャニーさん、舞台監督さん、チーフマネージャーさん、そして樹くんが座って見る中、本番通りの振りで披露する。
田中「ジャニーさん、これヤバくね？」
しばらく、ジャニーさんを中心に話し合いがされていて、もしかしたら、却下って言われるかもって急に不安になる。
「君たち雰囲気作るのうまいよ。ちゃんと最後までこのクォリティー保ちなさい」
「『ありがとうございます！』」
田中「誰もダメだろって言わなかったよ…。なんか俺、悔しいけどいつかKING入ってこの歌Aと一緒にできるようにSixTONESに交渉してくるから」
廉「待ってます！」


紫耀「メンバー内絶対恋愛禁止やでな！！！」
海人「思春期のおれにこれは刺激がー…この歌のとき絶対裏でモニター見れねぇわ」


廉「いい意味でお客さん泣かせよう」
『メラメロしてもらおう』

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