君たちがKING'S TREASURE ページ11
次の日、ママとまたしばらくのお別れをして、朝早く名古屋から東京へ戻った。
『ただいまー！』
廉「おかえり」
リビングでは廉がテレビを見ながらゆっくりしていたらしく、テーブルにはお菓子のゴミが散乱していた。
『あっ廉！紫耀が言いたいことあるんだって』
廉「紫耀が？何なん？また文句言うてくるん？」
怪訝そうな表情で、紫耀を睨む。
これは思ってたよりも酷い喧嘩だったのかも…。
紫耀「俺、廉のこと何も考えずに傷付けること言ってまったなって思ってさ。「お前にAの何が分かる」とか言ってごめん。」
…ん？喧嘩の理由、なにそれ？！
大混乱のわたしとは反対に、さっきまでの鋭い目つきから、優しく微笑んで
廉「…俺の方こそ、ごめん」
って力無く謝る廉。
何を話してたらそんなワードが出てくるの？なんでわたしの名前が出てくるの？
紫耀「でも俺1つだけ言いたいのは、そんなに菓子ばっかり食っとるから太るんやで」
散乱したゴミを指差して、「やべえよな」も付け加える。
廉「ほんまうるさい、ええねん筋トレそのうち始めるし」
なぜなのか分からないまま、話題が変わってしまった…。
なんでー！って心の中で大きく叫んでみた。
廉「紫耀、今度ご飯行こうや」
紫耀「いいね、お店調べといてよ」
結局なんで喧嘩したのか、聞くきっかけを失ってしまったけれど、2人が仲直りできたならもう、理由なんていっか。
Mr.KINGの仲がこれまで以上に深まった今年の初夏。
「EXライブの日程貼ってあるから全員確認すること」
毎年夏恒例のEXシアターでのライブ。
KINGステーションの打ち合わせ終わりに、マネージャーさんに言われて、事務所のホワイトボードに貼ってある紙を確認する。
紫耀「きみたちが…きんぐ…ず…とれあ…何て読むん？」
海人「KING'S TREASUREね」
『HiBとやって、HiBとPrinceともできるの？！』
廉「ほんまやん！」
大変そうよりも、楽しそう。
「自分たちが引っ張ってく立場でライブやるんだから、自分たちで構成考えてみたら？」
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aaaccc(プロフ) - みるるさん» ありがとうございます！励みになります！ (2017年10月17日 1時) (
レス) id: d2a3a7e36e (このIDを非表示/違反報告)
みるる - おもしろいです！更新頑張ってください！ (2017年10月16日 21時) (レス) id: e383b25bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaaccc | 作成日時：2017年8月11日 3時
