学年の王子様"ユンジョンハン" (ページ10)

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『ちょっと！逃げないから手離してよ！』

JH「今はそっちじゃない」

『は？』

JH「俺が手繋ぎたい」

この男…強引にも程がある！

『 …ねえ』

JH「んー？」

『なんで私なわけ？』

1番の謎を解き明かしたい！と思って聞いたのに

この男といったら

JH「わかんない」

『はあ？』

澄ました顔でわかんないと言ってのけた

わからないのに好きだって告白したってこと？

これは嘘告の可能性大ありだよアリン…！

JH「けどほんとに好き」

『誰が信じるか』

JH「わかんないんだって、いつなんで好きになったか」

『どういうこと？』

JH「気づいたら好きになってた」

おー…これは私じゃなかったら完全に落ちてるやーつ…

JH「好きなんだなって自覚したのはジスとスンチョルに言われてから」

『人に言われなきゃ自覚できなかったんだ』

JH「俺まともに恋愛してきたことないから分かんないんだよ」

『何を初恋まだみたいな言い方して… 』

JH「だからAが俺の初恋」

『っ、』

いきなり止まったかと思えば真剣な顔をして私の目の前に立った

…何、

JH「嘘じゃなくて、本気で好き」

『もうわかったって… 』

JH「なんで私にいきなり告白？って思ったと思うけど、Aが色んな男に笑顔振りまいてAのこと好きになる男が増えてきたから焦ってあんな急に言っちゃっただけ。なんであんな可愛い笑顔振りまくの？俺にだけにすれば、」

『ス、ストップ！わかったから！私のことが好きなのは充分伝わったから！』

なんか今とんでもない独占欲見せつけられた気がする…

『私が恥ずかしくなってきちゃったじゃん… 』

JH「ほんとだ、顔真っ赤。可愛い」

『っ〜…うるさい！もうここまでで結構ですさようなら！！』

調子狂う…