学年の王子様"ユンジョンハン" (ページ8)

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『ふぅ…やっと逃げられた』

AR「ちょっと〜、私まで巻き込まないでよ〜」

『ごめんごめん』

昼休みになりやっとユンジョンハンの元から逃れられた

それまではずっと絡まれ、逃がすまいと囲われていた

やっと、やっと…！

AR「てかさ、なんでいきなりAに告ってきたんだろうね？」

『そんなの私が1番聞きたいよ』

AR「 Aとユンジョンハンって今まで接点あった？」

『いや全く。3年間同じクラスだけどないね』

そう、私とユンジョンハンは3年間同じクラスなんだよ

一応ね、一応

なのに今まで一言も話したことがない

文化祭や体育祭の行事ですら本当にないのだ

AR「 …そんな事ある？」

『今目の前に起きてるじゃん… 』

AR「あのユンジョンハンと3年間も同じクラスになれるという奇跡の女はあんたしかいないんだよ！？」

『奇跡の女と言われましても… 』

たまたまではないでしょうか…

AR「でも、ユンジョンハンの態度見た感じ嘘告ってわけでもなさそうだし」

『急に何が起きてるのやら… 』

AR「 …もしかしたら1年の頃からAにずっと片想いしてたのかもよ？」

『いやないない、それはないでしょ』

AR「ないか」

『諦め良いなおい』

もしそれが本当ならそれこそ奇跡でしょ