知らない優しさ ページ41
S.COUPS side
病院について、Aの病室に入るとまだ眠ったまま
SC「 …ヒョン、ありがとう 」
MN「 お前たちには幸せでいて欲しいからな 」
SC「 …うん、 」
MN「 これはマネージャーとしての俺の言葉じゃなくて、一人の男としての言葉 」
マネヒョンの優しさに心がいっぱいになって、色んな感情の積み重ねで泣きそうになった
外で待ってるとマネヒョンは病室を出て行った
SC「 もうそろそろ付き合って1年だな 」
口にしてしまった瞬間、今この状況もあって現実であることを突きつけられた気分だった
1年、長いようで短い
「 あっ、初めまして、Aちゃんの主治医です 」
ベットの横の椅子に座ってたらAの主治医の先生が入ってきた
少しお話良いですかと言われ、部屋を移した
「 Aちゃんの恋人…で、合ってるかな? 」
SC「 あ、はい、えっと顔はその…すいません 」
「 分かってるからいいんだよ、君のことは彼女が高校生の頃から知ってたから 」
SC「 え 」
主治医の先生から出てきた衝撃の言葉
俺を高校生の頃から知ってた?
「 今君を呼んだのは、君の元から彼女が消えた理由を話そうと思ってね 」
SC「 理由… 」
「 簡単に言ってしまえば、今彼女が患ってる病気のせいなんだ 」
「 高校3年生の秋頃かな、病気が発覚して頑張って治療をしたんだけどなかなか治らなくて 」
「 一生この病気と共に生きていかなきゃいけない、いつ死ぬか分からないことになってしまって、彼女は夢を諦めることになったんだ 」
ここまでの話、全部聞いたことの無い話だった
「 そこで、彼女は君との別れも選択した 」
「 これは私も止めたんだ。そこまでする必要はあるのかって 」
「 そしたらAちゃんは"彼の足を引っ張りたくない"って言ったんだよ 」
「 きっと、夢を追いかけてる君の邪魔をしたくなかったんだろうね 」
「 病気ということを1つも告げずに別れる、もう一生会わない、そう言ってたよ 」
主治医の先生の話を聞き終わって気づいた
ティッシュを渡す先生の行動で、ああ、俺泣いてんのかって
「 君を想っての行動に感動しちゃったよ、本当にAちゃんは君のことが好きなんだね 」
Aの優しさにしばらく涙が止まらなかった
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晴 .(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです😢 (10月22日 20時) (レス) id: 9569ea54c3 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 晴.さんのお話を初めて読ませて頂いたのですが、こんなに泣いた小説は初めてです...!他の作品も読ませて頂きます。 (10月22日 3時) (レス) @page50 id: 7733f91c1a (このIDを非表示/違反報告)
晴 .(プロフ) - Natsukiさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです、、! (7月16日 11時) (レス) id: 9569ea54c3 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki(プロフ) - 1度読ませて頂いたことのあるお話で、その時はまだ完結されていなかったので改めて読みに来たのですが本当に…本っ当に号泣しました、、(;;) こんなにもかっこよくて強いスンチョルさんとのお話が読めて幸せですありがとうございます🥹 (7月15日 14時) (レス) @page50 id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
晴 .(プロフ) - びーちゃんさん» コメントありがとうございます!切ない展開もありつつキュンも頑張るのでまた何回も読み直してくれると嬉しいです!笑 (2022年11月23日 11時) (レス) id: 9569ea54c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴 . | 作成日時:2022年11月14日 7時