1年限りの恋【SC】

幸せをかみ締めて ページ38

You side












『 ねえ宿舎帰りなよ 』

SC「 今日も泊まる 」

『 また？ 』












病気を打ち明けてから、今まで以上にベッタリになったスンチョルに少し頭を抱える

こんな事になるなら言わなきゃ良かったかななんて思ったりもした

だって、これじゃあ仕事に支障が出ちゃうかもしれないし、良くない傾向な気がする












SC「 そこは今日も一緒にいれるの！？で喜べよ〜 」

『 私が喜ぶような女だとでも？ 』

SC「 思ってないけどさ 」












ソファに横たわるスンチョルを横目に見ながら家事をこなしていた

溜めたら後々面倒臭いからね












『 えっ、ちょっと何してんの 』

SC「 洗い物だけど？ 」

『 休んでてよ〜 』

SC「 Aだけが動いて俺が何もしないの変だろ 」












そのまま洗い物を終わらせ、一緒に洗濯物を干してくれた

いい旦那さんになるんだろうな〜なんて、素敵な未来を想像しながら












SC「 はい、休憩タイム 」

『 疲れた〜 』

SC「 ちゃんと休めよ、無理しちゃダメ 」

『 わかってますよ〜 』












過保護になってる

心配してくれるのは有難い、けどそこまで心配しなくていいのにって思ってしまう

スンチョルの隣で温かいお茶を飲みながら、ただテレビを見るだけの平和な休日

そんな日に、通知が鳴り止まないのは最近追加された新しい日常












SC「 …だからやだって言ったのに 」

『 あんなに頼まれちゃ断れないでしょ 』












携帯に映るのは、SEVENTEENの子たちからの心配の連絡

スンチョルが私が病気だということを話したそうで

その後、何故か私の連絡先にみんなの名前が追加されていた

恐らくジョンハンくんに聞いて貰ったんだろう

スンチョルがくれる訳もないし、会わせてくれるわけもないって思ったのかな












『 ふふ、見て、ジスくん、が、 』

SC「 シュアが何？ 」

『 …近い 』

SC「 そう？で？シュアがなんだって？ 」

『 スンチョ、 』

SC「 今は俺との時間でしょ 」












こんなに嫉妬深いスンチョルだしね

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