1年限りの恋【SC】

見られてた ページ28

You side












練習室にお邪魔させてもらってから、今度は宿舎にと言われたけどそれはさすがにお断りした

スンチョルと復縁してから早半年

何度も何度も時間が止まってくれればいいのにって思ったけど、時の進みはどうにも出来ない












「 Aちゃん、最近いい顔してきたね 」

『 え…? 』

「 何かいい事あった? 」

『 いい事… 』












あったといえばあった

今すごく幸せだもん












「 前は検診に来る度に死んだ顔してたから心配だったんだよ 」

『 私そんな顔してたんだ… 』

「 楽しそうでなによりだよ 」












今日も定期検査を終えて、家までの道を歩く

確かに、前の私は死に対して恐怖心があまりなかった

…でも今は違う

死にたくない、生きたい、そう思ってる












『 私バカだな… 』












スンチョルと残りの1年間を過ごして、未練なく…って思ってたのに

これ絶対未練たっぷりだよ…

あまり人通りがない道をため息をつきながら歩いてたら

急に肩をトントンとされて












『 わっ…!! 』












びっくりして後ろを振り向けば、












JH「 やっほ 」

『 ジョンハンくん… 』












完全防備のジョンハンくんが立ってた

なんで…?












『 こんなとこでどうしたの? 』

JH「 ちょっとあそこの病院に用があって 」

『 …怪我? 』

JH「 そ〜練習中にちょっと捻っちゃって 」

『 気をつけなきゃ 』












あそこの病院と指した場所がついさっきまで私がいた場所で

見られてたんじゃないかと冷や汗をかいた












JH「 Aちゃんも、病院で見かけたけどどっか悪いの? 」












…やっぱり見られてた

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