はい、妹です。 (ページ29)

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過保護度加速中ページ29

SEA side

オッパたちは私たちにもそうだけど特にAに対してもの凄く過保護

それがより一層強くなった出来事をご紹介します

2019年

私たちがデビューして1年がたった頃

『なに…これ』

SA「どうしたの、A 」

『オンニこれ… 』

みんなでファンレターを読んでいる時

Aが1枚の手紙を手に固まっていて

声をかけてみると、青ざめた顔をしたAと目が合った

SA「っ、なにこれ、」

Aの手元にあった手紙にはAへの愛

というものなのか分からない

恐ろしくて、身の毛がよだつ文章が連なっていた

AY「すぐに君を迎えに行くよ…？」

SH「これって…ね？」

AY「 …マネオッパ呼んでくる」

SA「ありがとう」

震えてるAの手を包み込むようにぎゅっと握ると震えは少し納まった

けど、青ざめた顔なのは変わらない

まだ14歳のAには怖くてたまらないよね

「アユンから聞いた、Aその手紙渡しなさい」

『はい… 』

「怖いものを見せてしまったな、ごめん」

『い、いえ、』

「これは代表に伝えておく、警備も強化してもらうし俺たちスタッフもそばにいれるようしておく」

『ありがとうございます、』

「 Aだけじゃなくて、他のメンバーたちも気をつけておきなさい」

代表にすぐ伝えに行ったマネオッパ

練習室には私たちエストレしか残されていなくて

この部屋って、こんなに広かったっけ…と少し怖くなった

『ごめんなさい、オンニ達』

SA「なんで謝るのよ」

『オンニ達まで怖い思いさせちゃった… 』

HL「 Aが謝ることじゃないでしょ！1人で抱え込まれるより全然マシ！」

ハリの言葉にうんうんと頷いた

私たちの言葉に涙を浮かべたAをみんなで抱きしめて

私はこの妹たちを守ろうと改めて決心した