恋の炎色反応〈QK〉

金平糖は魔法のお菓子 __ wtnb ページ45

「こうちゃん金平糖いる〜？」


あの日からこの言葉が私が甘えたい合図になっていた。

金平糖食べた後は2人でイチャイチャするの。

私たち可愛いでしょ、？笑


「いる！」

「今日はねすっごく高いの買ってみちゃった！」


今日買ったのは、日本で一軒しかない金平糖専門店の金平糖。

なんでこんないいのを買ったかって、？

まあ食べたかったってものあるし、最近お互いに忙しいくてイチャイチャできてなかったから。


「はい、あーん。」

「ん、」

「どう？」

「おいしー！なにこれ？！」


イチャイチャなんて抜きにしても、こうちゃんがこんなにも目を輝かせてくれたから買ってよかった！


「A、あーん。」

「あーん。」

「わ、！これすごい美味しいー！！」


この金平糖普通のと全然違って、すごくすごく繊細で、美味しいの！

私がニコニコするといると何故かこうちゃんまで嬉しそう。


「もう一個いる？」

「うん！」


そう2人で金平糖を食べさせ合う。

私がこうちゃんに金平糖をあげ、気づくと唇が重なっていた。

ちょっと驚いて目を見開くと、こうちゃんが優しく微笑む。


「今日はこういう日でしょ？」

「ふふっ、うん。」


そう微笑みあってまた唇が重なった。

やっぱり金平糖は魔法のお菓子だ。

だって私とこうちゃんの距離をゼロにしてくれるんだから。


「大好き。」

「俺も大好きだよ。」


魔法の金平糖が作った魔法の甘い夜。

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