私、潔癖症には慣れています。番外編【佐久早聖臣】 (ページ6)

今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:7,985 hit

クリスマスページ6

古森「クリスマスって、正確には12月24日の日没から

12月25日の日没までらしいよ。」

山下「えー！初耳！」

古森「つまり25日の日没にデートだのイチャコラしてるカップルは

クリスマスはつかない！ってことになる。」

山下「クリスマスデートにはならない、ただのデートってこと？」

古森「そう！」

山下「でもデートしたことに変わりないんじゃ」

古森「うるせーー！」

後ろのほうで二人が騒いでる。

今日は12月24日、クリスマスイブ。

昨日から冬休みになり、部活は午前で終わり

みんなクリスマスがよほど好きなのか、

予定があるらしく、

自主練に残ったのはいつも最後までいる古森君、佐久早君、リンちゃん。

クリスマスというのは大多数のキリスト教教派が行う、イエス・キリストの降誕を記念する祭で、キリスト降誕祭降誕日、聖誕祭、ノエルなどとも呼ばれ、クリスマスという英語はキリストのミサという意味に由来する。

だからおでかけとかがメインではなく食や歌がメインであって

海外では外を歩くと近所の子たちが歌を歌ったり、美味しい丸焼きの匂いがしたり

お菓子屋さんやおもちゃ屋さんから外までの行列が見えたり

ロマンチックなことなんてなくて

つまり、

佐久早「早苗さん？」

『え？』

やばい、なんも聞いてなかった。

山下「先輩は何か予定とか、」

古森「クリスマスはどう過ごすのかなって」

『特にない。今日は丁度食事の買い出しの日で、

いつもと変わらないかな。』

古森「ど、どうして。」

山下「せっかくのクリスマスですよ？！」

『だから？』

古森・山下・佐久早「え？」

『じゃ、じゃあ三人は毎年どう過ごしてたの？』

古森「俺は家に聖臣が来てなんか食ったりゲームとか、」

山下「私はキャプテンとショッピングして、少年団の子たちにちょっとしたプレゼントを」

『そう、なんだ。』

なんだこの静けさ

佐久早「じゃあ今年は四人で過ごす？」

『え？』

佐久早「お前らも話の序盤からして予定ないよな」

古森「今年は親も仕事で」

山下「キャプテンも彼氏ができたもんで」

佐久早「てことでさっさと片付けして、早苗さんの家の前集合。」

私、人生初めて

クリスマスに予定ができました。