優しいおとんと息子 ページ41
＊
望 ｢ …2人で…
…っ、！
やっぱ…やめとく、 ｣
崇裕 ｢ …そっかそっか。
全然大丈夫。
気きかんくてごめんやで？
朝ごはんはどうする？ ｣
望 ｢ … ｣
ばかばかばか…
なんでそんな言い方しちゃったんだろ…
誤解を生むような言い方をしてもて、
優しくて面白くて大好きやのに。
ずっとずーっと、
独り占めしておきたいぐらいやのに。
崇裕 ｢ ご飯も食べへん？ ｣
望 ｢ …。
…んーん、食べる、 ｣
崇裕 ｢ おっけ〜
用意しとくから降りといで〜 ｣
そう言って先に部屋を出ていった。
望 ｢ …さいあく………、 ｣
自分に苛立ち過ぎて、
なんかもう、意味わからん。
その後は普通にご飯用意してくれてたので食べて…
おとんから誘ってくれたのに断ってもうたし…
何もすることはなくて、、
適当にテレビ見て過ごす…
お笑い見てもサッカー見ても、
なにみても頭に入ってこんくておもんない、
おとんは同じ空間やけど、
机で本読んだり、英語の勉強してたりして、
テレビの音だけのゆっくりとした時間が過ぎていく。
望 ｢ ！！ ｣
崇裕 ｢ ごめんごめん、
テレビ見とったのに驚かしたな。
お昼はどうする？
ちょっと朝遅かったからゆっくりにしよか？ ｣
机におると思ったおとんが、
ソファーの近くまで来ていきなり声を掛けられて驚いた。
望 ｢ ……っ… ｣
崇裕 ｢ …え、のんすけ？
ごめん…
なんかそんなに嫌やった？ ｣
望 ｢ ちゃう…っ… ｣
崇裕 ｢ …そう？ ｣
望 ｢ んっ、そう… ｣
そういう割に涙は溢れ出てきて、
しかも息が…苦しくて、、
崇裕 ｢ のぞむ！
大丈夫やから、
ちょっとゆっくり息しよな？ ｣
のんすけやなくて、
望ってなぜか呼ばれて…
強めに抱きしめられて。
望 ｢ んっ…ふぇ…泣 ｣
崇裕 ｢ ん、大丈夫大丈夫。
ちょっと落ち着き？
ごめんな、なんもわからんくて… ｣
中々、流れた涙が止まらんくて。
それでも、ずーっと、
優しい声を掛けて待ってくれた。
＊
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みぃたん(プロフ) - ポロさん» いつもお読みいただきありがとうございます！お仕事お休みの間はたくさん更新したかったので、そう言っていただけると非常に嬉しいです◎ 続編もこのあと用意して更新致しますのでまたお時間があれば見ていただけると嬉しいです🌈 本当にありがとうございます！ (2023年5月7日 22時) (
レス) id: 4e964c29d6 (このIDを非表示/違反報告)
ポロ - いつも楽しく読ませていただいています！GW期間たくさん更新していただき、毎日の楽しみになっていました！続編も楽しみにしています！いつもありがとうございます☺️ (2023年5月7日 0時) (レス) @page46 id: b7e0e8c2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃたん | 作成日時：2022年10月28日 23時
