優しいおとんと息子 ページ39
*
崇裕 父 歯科医
淳太・照史 歯科医
大毅 高校生
智洋・流星 中学生
望 小学4年生
末っ子のんちゃんの初めてのむし歯。
*
望 side
わぁ……
「 むし歯があります 」
やって、
初めてや。
おとん怒るかなあ…
…いや、怒らんか、笑
いつも優しくて
ほんっまに良いおとんやねん。
だから大丈夫。
頭ではそう思ってたんに…
家に帰って、
おとん見てなんて言えば良いかわからんくて。
崇裕 「 ??
のんすけどしたん〜 」
望 「 …ふふ、なんにもっ 」
崇裕 「 なんやそれ、笑 」
無言になったから怪しまれたかと思ったけど、
引っ付いたら優しく笑って、頭を撫でてくれた。
兄貴らにも、
相変わらず仲良しやなって言われただけ。
それから1週間後ぐらい。
智洋 「 ごめん… 」
崇裕 「 ん?
あぁ!大丈夫やで〜。
痛くはない? 」
智洋 「 うん 」
崇裕 「 ほんなら良かった。
ありがとう、言うてくれて。 」
智洋 「 ううん 」
淳太 「 あ、そんな時期か。流星は? 」
流星 「 …えー 」
照史 「 その反応はあかんかったんやな、笑 」
流星 「 はぁ…
なんで智洋と同じ中学なんやろ、、 」
淳太 「 いや、むしろ智洋がおって良かったな。
いつも命拾いしとるやんけ。 」
流星 「 智洋まじめ過ぎんねん。
今日貰ってすぐ言わんでええやんか… 」
崇裕 「 ふふ、ほら出して?
こういうことはすぐの方がええんよ。 」
流星 「 ん… 」
照史 「 流星も痛いとこはないんやろ? 」
流星 「 …さぁ? 」
淳太 「 痛いとこあって言わんつもりやったん? 」
流星 「 言うけど…
今日の気分じゃなかっただけ 」
照史 「 流星の気分待ってたら、
一体いつになるんか…怖すぎるわ、笑 」
淳太 「 もう…毎度毎度… 」
大毅 「 笑笑
どんまい!笑 」
淳太 「 そういう大毅は? 」
大毅 「 まだもろてへんよ〜。
でも別にシーって言われてへんからいけると思う 」
崇裕 「 とりあえず2人かな…
あ、のんすけは? 」
望 「 ………んっ? 」
俺はソファーの所に座ってて。
もう目の前のテレビ見る余裕ないぐらい、
ドキドキしながら…
必死にみんなの話を聞いてたけど………
*
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みぃたん(プロフ) - ポロさん» いつもお読みいただきありがとうございます!お仕事お休みの間はたくさん更新したかったので、そう言っていただけると非常に嬉しいです◎ 続編もこのあと用意して更新致しますのでまたお時間があれば見ていただけると嬉しいです🌈 本当にありがとうございます! (2023年5月7日 22時) (レス) id: 4e964c29d6 (このIDを非表示/違反報告)
ポロ - いつも楽しく読ませていただいています!GW期間たくさん更新していただき、毎日の楽しみになっていました!続編も楽しみにしています!いつもありがとうございます☺️ (2023年5月7日 0時) (レス) @page46 id: b7e0e8c2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃたん | 作成日時:2022年10月28日 23時