大好きなお兄ちゃん ページ12
＊
望 ｢ えっ、いいの？ ｣
流星 ｢ 要らないなら別に… ｣
望 ｢ 持ってくる…！！ ｣
結局、
治療中にプランを考える余裕なんてなくて。
とりあえずショッピングモールに。
治療後すぐに、
食事なんてできるわけもなく2人で服屋へ。
欲しそうに見ていたのに、
結局それは手を離して会計に行こうとした俺の元へ手ぶらでやってくる。
｢ 今の持ってきたら？ ｣
そう聞いたらさっきの反応。
望 ｢ 流星くんありがとっ…！！ ｣
流星 ｢ いーえ。
今日、望の服借りたしそれで埋めといて。 ｣
望 ｢ 全然良いのに…！嬉し… ｣
ニコニコしながら服の袋を抱えてる望。
甘え上手なはずなんだけど、
家を早めに出た俺には気を使ってる。
ほかの兄貴たちなら、
｢ 買って〜 ｣
と、おねだりしてるだろうに。
望 ｢ 好きな物って言われても… ｣
流星 ｢ 何食べたいとかないわけ？ ｣
望 ｢ なんでも食べる！ ｣
流星 ｢じゃあゴーヤチャンプルーと… ｣
望 ｢ ……やだ、 ｣
流星 ｢ 笑 ｣
ま、意地悪せずに肉を食べたとさ。
そのあと夜まで家にいたけど、
そろそろ帰らんと。
望 ｢ 3週間後でいいの…？ ｣
流星 ｢ おん、薬入れてるから。
その代わり痛くなったら言うこと。いいな？ ｣
望 ｢ こくん ｣
流星 ｢ じゃ、よろしく。 ｣
淳太 ｢ はいよ。
気を付けて帰ってよ。 ｣
皆にまたって声掛けて帰宅。
3週間後…
やっぱ若い力はすごくて、
望の歯は神経を抜かずに詰めて終了。
望 ｢ 流星くん ｣
流星 ｢ ん？何かおかしい？ ｣
望 ｢ んーん、ありがと。
もう歯医者終わり？ ｣
流星 ｢ え、終わりだけど。 ｣
望 ｢ … ｣
流星 ｢ まだ歯医者通いたい？笑 ｣
望 ｢ ちがうっ！ ｣
流星 ｢ 否定はっや、笑 ｣
そのあと望は何を言うこともなく、
実家に送ってやって俺は帰宅。
｢ 流星くん、
また長く帰ってこないよね… ｣
と俺が帰ったあとに
家で望が呟いていたそうで。
こっそりメールが入る。
後日
望 ｢ なんで流星くんおんの？！ ｣
流星 ｢ …笑
たまには帰るようにしようかと？ ｣
望 ｢ ！ ｣
流星 ｢ あかん？ ｣
望 ｢ んーんっ！
ふふ…♪ ｣
こんなに嬉しそうにしてくれるなら。
これからは少しでも、
皆との時間を多く過ごせるようにしたいなと思った。
家は離れてるけど、
俺は望の兄貴やねんから。
いつでも頼ってや。
＊
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みぃたん(プロフ) - ポロさん» いつもお読みいただきありがとうございます！お仕事お休みの間はたくさん更新したかったので、そう言っていただけると非常に嬉しいです◎ 続編もこのあと用意して更新致しますのでまたお時間があれば見ていただけると嬉しいです🌈 本当にありがとうございます！ (2023年5月7日 22時) (
レス) id: 4e964c29d6 (このIDを非表示/違反報告)
ポロ - いつも楽しく読ませていただいています！GW期間たくさん更新していただき、毎日の楽しみになっていました！続編も楽しみにしています！いつもありがとうございます☺️ (2023年5月7日 0時) (レス) @page46 id: b7e0e8c2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃたん | 作成日時：2022年10月28日 23時
