ナナイロノオト

My brother is JUNTA!!! ページ43

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ご飯を食べ終わり少しゆっくりする。

今なら歯のこと話してくれるやろか…




淳太 ｢ なぁ大毅？
他になにか話そうと思ってたことあらへんの？ ｣


大毅 ｢ ………ない。 ｣




淳太 ｢ なんやその間は。 ｣


大毅 ｢ 考えたけどない！ ｣




淳太 ｢ それはそれで、
久しぶりやのに寂しいもんやなぁ… ｣



なんて、
少し大毅の心を揺さぶってみる。


ほんまに優しい子やからさ。

効果的やと思う。





大毅 ｢ …

なんかあったら言う ｣


淳太 ｢ おん。なんでも言うてな。 ｣




なんて話したら居にくくなったのか
風呂入る！と少し逃げていった。




その後、風呂から上がった大毅は水を飲んで。
俺から逃げるように洗面台の方へ向かって歯磨き。


｢ たまに歯磨いたろか？ ｣

なんて俺の言葉は当然のように拒否られた。





淳太 ｢ なんかあったら言うんやで ｣


大毅 ｢ 分かっとるって、 ｣



淳太 ｢ それならええけど。

てか、先に風邪引くから髪の毛乾かしや ｣


大毅 ｢ めんどいからええの ｣



淳太 ｢ はぁ…

しゃーないな、前向き ｣


大毅 ｢ ♪ ｣




俺がやらへんのが分かったのと、
乾かしてあげるのが嬉しいみたいで…

機嫌よくニコッと笑った。




大毅 ｢ 淳太どこで寝んの？ ｣


淳太 ｢ 元俺の部屋 ｣


大毅 ｢ 俺寝るんやけど… ｣



淳太 ｢ 今日ぐらい一緒に寝てもええやろ。
寝るとこなくなってもーたから。 ｣


大毅 ｢ …まぁええけど。

…あ、寝癖悪かったら追い出すで。 ｣



淳太 ｢ 誰がそんなこと言うとんねん、笑 ｣




元々俺の部屋だったところが大毅の部屋になった。
来年から中学やからって変えたんやけど…

部屋が無くなった俺のことを気にしてくれたらしい。


半分冗談で、
大毅と寝ること提案してみたんやけど。


意外と、断られへんもんやねんな…



今日は俺も早めに寝ることに。

俺の二の腕を枕にして、
その上、抱きついてきて寝とる。



めっちゃ暑いけど、
こんな甘えられることも無く少し嬉しかったり。



…




何時間経った頃やろか…

そんなに寝た気せんけどもう朝か…？




モゾモゾと大毅が動き出した。

俺を起こさんようにか、
ゆっくりベットを降りる大毅。




淳太 ｢ もう朝…？ いま何時…？ ｣


大毅 ｢ …… ｣



淳太 ｢ …ん？ 何時やねんな… ｣




返事がなかったので起き上がって時計を見る。

まだ深夜4時。



あぁ、そういうこと……






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