歯科医組 ページ7
＊
智 ｢ もうっ、仕返ししないでよ ｣
翔 ｢ 言い方が悪いなぁ、笑
俺はさとにぃがそうしてくれて、
驚いただけで済んだからそうしただけだよ〜 ｣
智 ｢ 頭の回転早いね…… ｣
翔 ｢ 本当のことを言っただけだよ？ ｣
智 ｢ もう… ｣
翔 ｢ でも痛くしたつもりはないよ ｣
智 ｢ それはまぁ… ｣
それならいいんだよ。
さとにぃが俺にしたように麻酔すれば、
｢ やられた… ｣というような表情。
麻酔する前に、なんとなく…
思ったよりも緊張してるかなと思ったから。
でも、俺に突っ込むぐらいの
そんな余裕があるなら大丈夫。
智 ｢ これ返す ｣
翔 ｢ あ、うん。
麻酔の時も見てなかったもんね。 ｣
智 ｢ そんな余裕ないことに気づいたよね ｣
翔 ｢ ふふ、俺も。
自分の時に手鏡なんて見てる余裕ないなぁ。 ｣
智 ｢ そうだよねぇ ｣
翔 ｢ うん。
まぁ何事もないと思うから
緊張するとは思うけどゆっくりしてて。 ｣
智 ｢ ん、ありがと。 ｣
そうして治療開始。
ほんと、キュイーンという音が出なかったら
もっと落ち着いて治療できるのに。
智 ｢ ぁ… ｣
翔 ｢ ん？ ｣
智 ｢ それで大丈夫？ ｣
翔 ｢ うん。大丈夫だと思うよ。 ｣
智 ｢ ん。 ｣
翔 ｢ みる？ ｣
智 ｢ いや、いいよ ｣
翔 ｢ …ほら。 ｣
智 ｢ あっ…
思ったよりも残ったね、
もっと歯質削るかと思った。 ｣
翔 ｢ 不幸中の幸いだよね。
そこまで広がってなくてよかった。 ｣
智 ｢ ほんとに ｣
翔 ｢ 詰めちゃうよ？ ｣
智 ｢ うん ｣
思ったよりも広がってなくて安心。
痛くないうちに見つかると
こういう風になるべく小さなうちに抑えられるからいいよね。
智 ｢ ありがとう。 ｣
翔 ｢ いーえ ｣
智 ｢ 翔くん治療上手くなったよねぇ ｣
翔 ｢ いきなりどうしたの？ ｣
智 ｢ 技術もそうだけど、振る舞いとかがね。 ｣
翔 ｢ そう？自覚ないけど良かったよ ｣
智 ｢ うん。 ｣
翔 ｢ 帰ろっか？ ｣
智 ｢ そうしよ〜 ｣
翔 ｢ うん。
ふふ、さとにぃみたいに気づけることもあるから落ち着いたら検診受ける人とかも増えたらいいね。 ｣
智 ｢ んふ、そうだねぇ。 ｣
すぐにとはいかないだろうけど…
また落ち着いて暮らせる日まで、頑張ろうね。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃたん(プロフ) - 翔担さん» こんばんは。ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。それにリクエストまで……！感謝です。このお話の後に書かせていただきますね！更新はマイペースですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。いつもありがとうございます！ (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 4e964c29d6 (このIDを非表示/違反報告)
翔担(プロフ) - こんばんは！更新楽しみにしてました。リクエストがあるんですが末ズの2人が虫歯隠してて兄（大ちゃんと翔くん）に見つかり治療されるが嫌で逃げてしまうというのを書いてもらいたいです。ちなみに相葉くんは中立の設定でお願いします。 (2021年10月3日 4時) (レス) id: ba96dbe8da (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！なるべく更新頑張ります！ (2021年7月24日 9時) (レス) id: 4e964c29d6 (このIDを非表示/違反報告)
まな - おもろ！！ (2021年5月23日 22時) (レス) id: 3164f0f388 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みぃたん | 作成日時：2021年5月3日 0時
