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＊
和也 「 わかったよ。
じゃあ早い日で翔くんがいける時にしようね。
部活楽しい？ 」
翔 「 ん。
でも、先輩らが引退するのは嫌だから…
少しでも長くいてもらうための大切な試合。 」
和也 「 そっかそっか。
それなら尚更、万全な状態にしたいもんね。 」
翔 「 うん 」
そんな話もしつつ、
翔くんの高校生活についても話を聞いて。
…ふふ、楽しそうでいいね。
潤 「 あ、お疲れ。
和ごめんなー、ありがとう 」
和也 「 いえいえ。親知らずでした。
とりあえず応急処置したので、
今度の時に抜くことにしますね。
もっと前か気にしてあげればよかったです…
親知らずあるのは
レントゲンで知ってたんですけど…
高校生2.3年生で生えてくる人が多いので… 」
潤 「 かーず。
また悪い癖出てるよ？
翔も痛みなさそうだし助かったよ。 」
和也 「 はい 」
潤 「 またお世話になるみたいだしよろしく 」
和也 「 こちらこそ。 」
そうして少し帰っていく親子。
「 あ、和先生またうち来てね〜 」
と笑顔な翔くん。
来た時は不安そうな
表情だったからよかった。
潤 「 和先生は凄いってさ 」
和也 「 そりゃまあどうも。 」
潤 「 俺も翔ぐらいの時に
抜いとけばなんともなかったのかな 」
和也 「 可能性はありますよ。
最近は親御さんが自分が痛すぎたから
って埋まってる時に既に抜くのを決めてる人とか、抜いちゃう人とかもいますしねぇ。 」
潤 「 まじか…」
和也 「 親知らず残すって人もいるんで一概には言えないですけどね。
うちの親も残ってますし。 」
潤 「 あ、そうなんだ。
歯医者でもそれぞれなんだね。 」
和也 「 そうなんですよ。
でも、翔くん腫れもなくて良かったですね。 」
潤 「 そうだよほんと。
お陰様で試合も順調に勝ち進んでるし 」
和也 「 山風高校だと文武両道でいいですね。 」
潤 「 そうだよなぁ 」
潤くんの定期検診。
なんともないようで安心する。
それに…
歯医者で会わなくなってからもね。
潤くんとはご飯を食べに行ったり…
家にお邪魔させてもらったり…
何かと思えば、
海外のお土産を持ってきてくれたり。
なんなかんやで、
会うことも多くて嬉しい。
潤くんは検診受けててえらいよな…
俺も受けなきゃだけど、
数日前から痛み始めた奥歯が…ね。
歯医者が何言ってんのって感じだけど。
そんなことより今日は
潤くんとのご飯。楽しみ。
＊
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作者名：みぃたん | 作成日時：2020年2月5日 21時
