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＊
和に目を合わせて、
伝われ…と思いを込める。
そうすると…
不安そうな瞳で、
「 また来てくれますか…… 」
と。
いや、行きますけど…？
なんの心配…？
潤 「 当たり前じゃん。
まだまだ虫歯あって、
これからも和に治してもらうんだし。 」
和也 「 よかったぁ……泣 」
潤 「 ちょ…なんで和が泣くのさ。 」
泣き始めた和に戸惑いつつも…
話を聞いてみれば。
「 1度壊れた関係から
戻ったことが今までないから 」
と…
患者さんともだし…
それこそ、昔の学校から…
一人ぼっちにされたり…
通院が途絶えてしまったり…
担当を変わってほしいと言われたり…
「 俺も相手を想う気持ちはあるのに…
でも、それが人とは違って、
周りの人には許せないみたいで… 」
たしかに和は変わってて、
人付き合いは上手いとは言えないけど…
俺はそんなところが好きで…
人に流されないところが魅力的に見えた。
「 今回の気持ちは…
潤くんの歯を守るってとこだったから…
でもっ…
そのせいで、潤くん傷つけちゃって…
もし…
潤くんが来てくれなくなったら…
守りたいのが歯だったってのは
ちゃんと守ったはずなのに…
どうしても…嫌で……。 」
と…
加えて、
「 他の人にはこんなこと思わないのに 」
と…耳が赤くなった和。
潤 「 …和？ 」
和也 「 はい…っ… 」
潤 「 俺らの関係って
そんな薄っぺらい関係だったの？
俺はそうとは思ってないよ。
でも、今日の話を聞いte…「 ごめんなさい…っ… 」
潤 「 最後まで話聞いて？ 」
和也 「 …… 」
潤 「 和が思ってたとこ、初めて知ったよ。
だから俺は…
今日の治療があって、もっともっと、
良い関係になれるよ、俺ら。 」
和也 「 ………っっ… 」
潤 「 ははっ、耳から赤くなんのな？ 」
和也 「 んん…
どーでもいいじゃん… 」
潤 「 あと、照れると
毒舌になってタメになる！笑 」
和也 「 もうっ… 」
後ろ向いてしまった和。
…可愛いとこあんじゃん？笑
潤 「 これからもよろしくな、和。
遅くにごめんな？今日はありがとう。 」
そういって
和の肩にぽんっと手を置いて俺は帰る。
和也 「 じゅんくんっ…
…ありがとう…っ… 」
そんな和が可愛くて。
「 おうっ！
またうちにも遊びに来いよな！ 」
と誘ってみる。
こくんと嬉しそうに頷く和。
これからさらに、楽しみだな。
＊
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作者名：みぃたん | 作成日時：2020年2月5日 21時
