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＊
和也 「 はい。
近いものはありますので、
削ってみてからな部分もありますね。 」
潤 「 そっか……
こういうの自分でどうやって見つけんの？ 」
和也 「 定期的に検診したりですかね。
自分ではちょっと難しいところもあるかと… 」
潤 「 10何年も歯医者行ってないからか。
でも、和に見つけてもらえてよかった。
…汚いけどごめん、頼みます。 」
和也 「 潤くんが思うほど汚くないですよ。
俺だって虫歯とかなりますし。 」
潤 「 和落ち込んでたもんな。笑 」
和也 「 え？ 」
潤 「 歯科検診で結構落ち込んでたの覚えてる。 」
和也 「 ありましたねぇ… 」
そんなこともあったなぁ。でも…
「 和は和じゃん 」
そういう言葉が俺の背中を押したんだ。
潤 「 そういえば聞こうと思ってたんだ。
高校の頃の休日って何してたっけ？ 」
和也 「 特に変わったことは… 」
潤 「 そうだよなぁ。 」
和也 「 どうしたんです？ 」
潤 「 祝日に息子とどこか行こうかと思ってさ。
てか、息子も
和に何度もお世話になってるようで… 」
和也 「 ……えっ、怖。
潤くんの息子？ 」
潤 「 和先生って呼んでたけど？ 」
和也 「 えぇ… 」
潤 「 翔だよ。…松本翔。 」
和也 「 あっ… えー！翔くん？！ 」
潤 「 そう 」
和也 「 英才教育の賜物ですね 」
潤 「 家庭教師にお世話になりっぱなし。 」
和也 「 流石は潤くんの息子ですね… 」
潤 「 そんなことねぇよ。迷惑かけてない？ 」
和也 「 好青年ですよ。
まぁ…ちょっと怖がりです？笑 」
潤 「 よく見てるね。 」
和也 「 検診もよく来てくれますしね。 」
潤 「 そっか。
また行くって言ってたからよろしく。 」
和也 「 翔くんなら喜んで。
って、長々とごめんね？
一週間後ぐらい…予定は大丈夫そう？ 」
潤 「 一週間後なら午前中がありがたいんだけど… 」
和也 「 朝10時でいいです？ 」
潤 「 うん 」
和也「 それまでに痛くなったら連絡ください。 」
潤 「 ありがとう
あと、今度うちにでもおいでよ。 」
和也 「 えっ？ 」
潤 「 和と全然会ってなかったしさ。
嫌だったらいいんだけど…」
和也 「 またお邪魔します。 」
そう言えば、決まりな！と…
俺が思ってたこと、
潤くんも思ってたってことが、
今日の俺の1番の収穫だった。
歯医者以外でも会えるなんて…！
＊
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作者名：みぃたん | 作成日時：2020年2月5日 21時
