side:gaku ページ41
聖「なんだよ、抜け駆けすんのかよ。」
岳「そんなんじゃないから。」
返して、と手を出すがこいつらが素直に従うはずがない。
梅「しょーもないメールばっかやな。」
源「俺の変顔Aちゃんに送ったの？やめてよ！」
岳「やめてよはこっちのセリフだから。メール見んな、早く返せ。」
聖「Aちゃん遊びに誘うの？俺らが誘い文句考えてやろうか？笑」
岳「結構です。だから携帯返して。」
梅「せやけどAちゃんやって休みでも予定あるかもやん？」
源「そうそう。岳はいつも通り俺らといた方がいいよ。」
岳「なんなのおまえら。応援してくれてんの？邪魔してんの？」
はあ、とため息をついた。携帯は当分帰ってこなさそうなのですぐに返信することは諦めた。
聖「ってか応援とか言ってるけど自分の気持ちやっと認めたの？この前まで頑なに否定してたじゃん。」
岳「....。」
そうだった。
あれからすぐに仲間内だけでなくチーム中に広がったAちゃんの話。いろんな人から幾度となく茶化され、その度に俺は否定してきた。
聖「実際のところどうなの？」
梅「俺らはおまえを応援しとるんやで？」
源「俺は岳とAちゃんお似合いだと思うよ？」
少し真面目な顔をした聖真につられてなのか2人もちゃらけるのをやめた。
どうって言われても。
岳「気にはなる。でも正直よくわかんない。」
梅「は？好きかどうかそれだけやろ。」
岳「だから、好きとかそう言うのよくわかんない。」
源「え？そこから？」
俺だって今まで人並みに恋愛はしてきたよ？
好きな子もいたし、告白したりされたり。
何人かと付き合ったし、そこから大人の階段駆け上がったりもした。
でもいつも終わりを告げる時は同じセリフ。
[サッカーばかりでつまらない。]
俺は小さい頃からプロになることを夢見てきた。大きくなってもそれは変わらず、俺の中の優先順位はいつもサッカーが1番。
だからそう言われてもしかたないと思う。
ただ、その言葉を聞く度に俺の中で何かがサーっと通り過ぎて行って「あれ？俺この子のこと好きだったんだっけ？」みたいになる。
好きだったことを否定するつもりはないけど、誰と付き合ってもやっぱりサッカーが1番なのは変わらなくて、それがわかってもらえないならいいやーってなってあまり未練も残らなかった。
フられる度に考えて、また付き合ってフられて考えて。
結局のところ、好きってなんだ？
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ぴん(プロフ) - あぴさん» はじめまして！92年組いいですよねー(*^^*)続編も繋げましたので、これからも楽しんでいってください！ (2014年9月28日 1時) (
レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - みよ吉さん» はじめまして！小説読んでいただきありがとうございます！これからも更新がんばりますね。応援よろしくお願いします♪ (2014年9月28日 1時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
あぴ - はじめまして！私も鹿島と92年組好きなのでこの作品書いてくれて嬉しいです( * 'ω' * )これからも読ませていただきます(*｀ω´) (2014年9月26日 7時) (レス) id: d6f040fdff (このIDを非表示/違反報告)
みよ吉(プロフ) - はじめまして！私も岳さんすごい好きなのでこんな小説まってました！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2014年9月26日 7時) (レス) id: 1bb2225698 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - ゆうさん» はじめまして！コメントありがとうございます。これからも少しずつ更新していこうと思いますので応援よろしくお願いします(^o^) (2014年9月25日 22時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pin
| 作成日時：2014年9月20日 20時
