# ページ37
優「もう忘れなさいよ。昔の話じゃない。」
『あいつを忘れられないとかじゃないの。
ただ、トラウマと言うかやっぱりちょっと怖くて。』
優「A...」
高校に入学して1年が過ぎた頃。ひょんな事から仲良くなった渡辺光という男の子。
光は整った顔をしていた。それでいて面白く、みんなの輪の中心にいるような人で、男女共に人気があった。
私にも気さくに話しかけてくれて、優しく接してくれて。
好きになるのにそう時間はかからなかった。
優「あいつは男の中でも最低の部類の人間だよ？
みんながみんなあいつみたいな人じゃない。
Aもわかってるでしょ？」
『わかってる。できれば私も恋したいなって思うんだ。でもやっぱり...』
ある日、光は私のことを好きだと言ってくれた。すごく嬉しくて嬉しくて、私は1番に優子に報告した。
もちろん優子もすごく喜んでくれて2人でお祝いをした。
人気のある光と付き合ったことで女子からの視線は冷たくなる一方だったが、そんな事気にならないくらい私は浮かれていた。
色々な所に出掛けて、初めてキスもして体も重ねた。毎日が幸せで仕方がなかった。
でもそんな"見せかけ"の幸せは長くは続かないんだ。
ある日教科書を忘れた私は光に借りようと彼のクラスに向かった。そこで聞いてしまった彼と友人の会話。
[いーよなー、光。あの山本と付き合えて。
あいつまじ美人だよな。］
[いーだろ。まあ、一応彼女ってことにはしてやってる。]
[なにそれ、ひでえ。笑]
[だってあいつ見た目だけはいいだろ？
連れて歩いてると超優越感。笑
それに俺が仕込んでやったから体も最高。]
[俺にも試させてよ。笑]
[あいつはだーめ。他のやつだったら紹介してやるよ。］
[ケチだなー。笑]
その会話を聞いた時、私の中でガラガラと何かが音を立てて崩れ落ちた。
気がつけば足は来た道を戻っていた。
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ぴん(プロフ) - あぴさん» はじめまして！92年組いいですよねー(*^^*)続編も繋げましたので、これからも楽しんでいってください！ (2014年9月28日 1時) (
レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - みよ吉さん» はじめまして！小説読んでいただきありがとうございます！これからも更新がんばりますね。応援よろしくお願いします♪ (2014年9月28日 1時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
あぴ - はじめまして！私も鹿島と92年組好きなのでこの作品書いてくれて嬉しいです( * 'ω' * )これからも読ませていただきます(*｀ω´) (2014年9月26日 7時) (レス) id: d6f040fdff (このIDを非表示/違反報告)
みよ吉(プロフ) - はじめまして！私も岳さんすごい好きなのでこんな小説まってました！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2014年9月26日 7時) (レス) id: 1bb2225698 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - ゆうさん» はじめまして！コメントありがとうございます。これからも少しずつ更新していこうと思いますので応援よろしくお願いします(^o^) (2014年9月25日 22時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pin
| 作成日時：2014年9月20日 20時
