# ページ28
店を出てすぐに岳くんは車のキーをポケットから取り出した。
それを器用にくるくる回しながら私の隣を歩く。
源「ねぇ、岳たち車できたの？」
岳「ん？そうだけど」
後ろを歩く源くんに声をかけられ2人で振り向いた。
梅「まじか！俺らも乗せてってや。」
岳「え、嫌だよ。」
梅「んな固いこと言わんと！寮まですぐやしええやろ？」
岳「すぐだからこそ歩いて帰りなよ。
ってか図体でかい3人が後ろ乗ったらちょーせまいよ？」
むさ苦しいから歩け、と言う岳くんにいいじゃんかーと3人がお願いしている。
『岳くん、私歩いて帰るよ？ここからそんなに遠くもないし。だからみんな乗せてあげて？』
岳「それはだめ。誘ったの俺なんだから最後まで送らせて？」
『でも...』
岳「いーんだよ、あいつらは歩かせれば。」
俺らも乗りたい！Aちゃんとまだ話したい！と岳くんに迫る3人。
聖「岳のケチ！そんなんだから彼女出来ないんだぞ！」
岳「...。」
聖真くんの言葉に岳くんがピクッとした。
それに気づいているのかいないのか、そーだそーだーと囃し立てる源くんと貴秀くん。
『あ、そしたら私が後ろに乗って誰か1人が助手席乗ればいいよ！男の子3人で乗るよりも多少は余裕でるよね？』
前に乗るのは1番大きい源くんかな？なんて考えていると岳くんがはあ、と息を吐いた。
岳「もうわかったよ、乗せてあげる。でもAちゃんは助手席。おまえらは詰めて乗れ。」
わーい！岳様〜！と喜ぶ3人を見てほんとこいつらは...と呆れている岳くん。
でもその顔はちょっと楽しそう。
『私後ろで大丈夫だよ？狭いの可哀想だしさ。』
岳「あいつらが狭くても良いって言ってるんだからいいの。
それに俺が大丈夫じゃない。」
『え？』
何が大丈夫じゃないの？と聞こうと思ったが岳くんはそのままスタスタ歩いて行ってしまった。
俺端っこな！俺も！真ん中なんてやだよ、ここはじゃんけんでしょ。1番小さい奴が真ん中乗れよ。
そんな話をしながら3人が立ち止まる私の隣を通り過ぎる。
梅「...？Aちゃん、置いて行かれるで？」
『あ、ごめん今行く。』
あの言葉の真意はわからないまま私たちは車に乗り込んだ。
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ぴん(プロフ) - あぴさん» はじめまして！92年組いいですよねー(*^^*)続編も繋げましたので、これからも楽しんでいってください！ (2014年9月28日 1時) (
レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - みよ吉さん» はじめまして！小説読んでいただきありがとうございます！これからも更新がんばりますね。応援よろしくお願いします♪ (2014年9月28日 1時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
あぴ - はじめまして！私も鹿島と92年組好きなのでこの作品書いてくれて嬉しいです( * 'ω' * )これからも読ませていただきます(*｀ω´) (2014年9月26日 7時) (レス) id: d6f040fdff (このIDを非表示/違反報告)
みよ吉(プロフ) - はじめまして！私も岳さんすごい好きなのでこんな小説まってました！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2014年9月26日 7時) (レス) id: 1bb2225698 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - ゆうさん» はじめまして！コメントありがとうございます。これからも少しずつ更新していこうと思いますので応援よろしくお願いします(^o^) (2014年9月25日 22時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pin
| 作成日時：2014年9月20日 20時
