side:gaku ページ12
岳「まさか同い年だったとはなー。」
"絶対年上だと思ってました"と言うと"私も同じように思ってました"と笑った。
少しうつむきながら恥ずかしそうに"もっと知りたい"そう言った彼女の言葉にびっくりした。
また少しトクンと胸がなる。
彼女も俺と同じように思ってくれてたのかな？
....ちょっと嬉しいかも。
そんな風に思うと一気に顔に熱が集まるのを感じて、夜でよかったと安堵した。
でも先に仕掛けられた気がしてちょっと癪だな、なんてね。笑
岳「タメなら敬語はなしね。俺のことは岳って呼んで？」
『じゃあ私はAって呼んでね。
えっと、岳...くん。笑』
ちょっと仕返ししてやろうと思って仕掛けたものの、恥ずかしそうに俺の名前を呼ぶ姿が可愛くてまあ岳"くん"でいっか、と妥協。笑
岳「じゃあ改めてよろしく、Aちゃん」
"こちらこそよろしくね、岳くん"と言って差し出された手を優しく握った。
綺麗な手だな、なんて考えてる俺気持ち悪いな、と一人で苦笑い。
そこからいろいろな話をした。
出身はどこだ、とか実家では犬を飼っていて溺愛してるんだとか。
Aちゃんの仕事の話も聞いた。
かっこいいね、と言うとありがとうとはにかむからまた胸がキュッと音を立てた。
『あの、間違ってたらごめんね。』
そう前置きして話し出す彼女に首をかしげる。
『岳くんは、サッカー選手なの？』
"ごめんなさい、私なにも知らなくて"そう言って不安そうにそして申し訳なさそうに問う彼女を見たら笑わずにはいられなかった。
岳「あー、笑った。どんな深刻な話かと思ったじゃん。笑
そんな顔しなくてもいいのに。」
ひとしきり笑い、彼女を見やると少し不機嫌そうな、でも安心したような顔をしていた。
『こっちは真剣なのに！』
そう言って頬を膨らます彼女を見て俺はまた声を出して笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴん(プロフ) - あぴさん» はじめまして！92年組いいですよねー(*^^*)続編も繋げましたので、これからも楽しんでいってください！ (2014年9月28日 1時) (
レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - みよ吉さん» はじめまして！小説読んでいただきありがとうございます！これからも更新がんばりますね。応援よろしくお願いします♪ (2014年9月28日 1時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
あぴ - はじめまして！私も鹿島と92年組好きなのでこの作品書いてくれて嬉しいです( * 'ω' * )これからも読ませていただきます(*｀ω´) (2014年9月26日 7時) (レス) id: d6f040fdff (このIDを非表示/違反報告)
みよ吉(プロフ) - はじめまして！私も岳さんすごい好きなのでこんな小説まってました！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2014年9月26日 7時) (レス) id: 1bb2225698 (このIDを非表示/違反報告)
ぴん(プロフ) - ゆうさん» はじめまして！コメントありがとうございます。これからも少しずつ更新していこうと思いますので応援よろしくお願いします(^o^) (2014年9月25日 22時) (レス) id: 68d9f0fc5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Pin
| 作成日時：2014年9月20日 20時
