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あっさりと奪われてしまった私のファーストキス
昨日の一件から女子の視線が痛い痛い…
『おい』
由宇「来たー!お迎えだよ、ほら行っといで」
え、は?いや、ちょ!え?
「な、なに?」
『帰るぞ』
急に現れたかと思ったら…
何?
てか、この手!!
私は今女子の集団の真ん中を引き裂く様に
永瀬廉に腕を引かれて昇降口に向かっているらしい
え、なんで?
なんでこうなった?
私ただ由宇に連れられて体育館裏に行っただけ
だし、永瀬廉とも平野紫耀とも
関わったことも無かったのに!
「あ、あの!あの!すいません!」
『あ?なんや』
こ、こっわ…
「あの… 昨日のキスといい、今さっきのといい…なんなんですか?」
『別に』
うーわ、そっけな 〜
これで本当に王子様なわけ?
『つーか、お前もあそこにいたんだから俺のこと好きなんやろ?』
「は?いや、私は別に」
『あっそ、まぁいいや。取り敢えず、皆の前であんなキスしちまったんだからお前俺の彼女な』
はぁー??彼女??
なんで?
なんでそうなる?
「あの…永瀬くんには他に可愛い子が…」
そうだ、絶対私なんか選ぶわけが無い
突然永瀬廉が持っていたカバンをその場に落とした
かと思えばみるみる近付いて来る
そして気付けば壁と永瀬廉の間に。
何、この状況。
『お前に拒否権なんか無いねん。分かったか』
いや、待って待って待って
拒否権無いとか横暴過ぎませんか!!
『それから、明日から登下校一緒にするから寝坊すんなよ』
あの、色々勝手に決めないで下さーい!!
『聞いてんのか』
「は、はい…」
あの雰囲気で嫌とか言ったら何されるか…
考えただけでも恐ろしい
仕方無く頷くと満足そうに
自分の家に向かって歩いて行った
やっぱりどこが王子なのか分からないわ
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ゆっぴー - 廉くんのツンデレ感クセになりそう。良かったです。大学 も卒業して2人が結婚までの物語を作ってください。 (2021年12月29日 0時) (レス) @page31 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - 平永 優樹さん» ありがとございます (2019年1月22日 2時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
平永 優樹 - ヤバみ (2019年1月16日 22時) (レス) id: bfe14f6fc5 (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - れんれん大好きさん» 心臓が… (笑) その続きが気になる。読んでくれてありがとうございます。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
れんれん大好き - やばかったです。心臓が…とりあえずきゅんきゅんしました。 (2019年1月11日 23時) (レス) id: 5a9046b055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅恋。 | 作成日時:2018年11月14日 0時