好きだなんて言うわけない _Ren.N_

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今日は休みだからゆっくり…




っぁ！！ って… え？！




1人のはずのベッドがあったか… い？




ん？！




温もりを感じる方に身体を向ける







『起きたん？』






うぉっ ！！








「な、永瀬なんで？！」




『彼女のベッドで寝ることに何か問題でも？』






平然とそんなことを言い放ち起き上がった私の



服をちょこんとつまんで来る








「え、何？」



『俺と一緒に寝るの嫌なん？』








君は犬か？猫か？そんな問い掛けすら



したくなるくらいのうるっとさせる目付きで



見上げて来る




あの横暴でドSな永瀬が







「か… かわいい …」




『うるせ…』







ん？照れた？



照れ隠しなのか枕に顔を押し付ける仕草をする



永瀬




最近の永瀬たまに変なんだけど？







『A〜 寝ないんやったら膝枕してや』









えぇ？！こいつ本当に永瀬廉？！




普段なら絶対に有り得ないような甘えん坊



いつまでも寝転がらない私の腰に




腕を巻き付けて来てはまたあのうるっとした目




本当にあの無理矢理キスして来た




意味分かんないやつと同じ人？




永瀬が作り出す不思議な世界観に




私取り込まれてない？







『ん…』






今度は自分から膝に頭を乗せ



私の片手を頭に置き



空いた手を指を絡ませて握って来る




頭撫でろってこと…だよね？




このまま甘えん坊さんでいて欲しさで




頭を撫でる




満足そうに目を瞑り眠りにつく永瀬




不覚にもこの可愛さを知ってるのは




私だけであって欲しいと




思ってしまった





永瀬のせいで私まで変になった？

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