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「風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風」
どこからともなく声が聞こえたた思ったら急な突風が発生した
『ぅわっ!』
飛ばされそうになるのを誰かに腕を掴まれた
目の前には銀髪の誰かがいた
母「ヴアアァァァァァ」
聞いたことのないお母さんの声が聞こえた
『お母さんっ!!!』
風が止むと目の前はとても直視できないような悲惨な情景だった
破られた玄関の扉
グシャグシャになった家の中
首から血を流し真っ赤に染まった兄の姿
首が切り落とされた母の姿
母の手には出かけていった父の着物の切れ端が握られていた
ショックのあまり声も出なかった
「見るな」
急に目の前に大きな手が現れて私の目を覆い被さった
『だっ…じょぶです……助けていただいてありがとうございます』
頑張って声を絞り出した
現実なのか夢なのか分からず目の前にあった大きな手が離れてもしばらくボーとしていた
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作者名:はる | 作成日時:2021年5月14日 23時