本当の顔 3rd (ページ14)

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約束事ページ14

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『じゃあ、行ってくるね！』

「ん、終わったら連絡ちょうだい」

『分かった！夕飯は作り置きもあるから、足りなかったら食べてね！』

「ありがとな。今日も頑張れよ！」

Aはバイト行ったし、兄ちゃんと2人きり。
夕飯はAが作ってくれたものがあるから、ほんと助かるわ

ただ、夕飯までかなり時間がある

いつもみたいに筋トレするかな

蘭「なぁ、竜胆」

竜「んー？」

蘭「最近六本木(ここ)で暴れてる奴がいるらしいんだけど、知ってるか？」

竜「あー、なんか噂でしか聞いてねぇけど…シメに行く？」

蘭「Aちゃんもバイトに行ってるし、夕飯まで時間あるなら行こうかと思っててなー」

竜「じゃあ、行くか。どうせ雑魚だろ」

蘭「俺ら2人なら、すぐ終わらせられんだろ」

ここ最近は平和だったんだけど、ちょっと前から荒らしてる奴がいるって聞いてたから、早めにと思ってたからタイミング良いわ

それに夕飯前の軽い運動って考えたら、ちょうど良いし

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竜「ってぇ…」

蘭「雑魚かと思ったら、案外やるじゃん。でも、やっぱ俺らにゃ勝てねぇよなぁ」

思ってたよりも手強い奴だったけど、やっぱ俺らの方が強えんだよなぁ
だって、六本木のカリスマだし？

六本木を仕切るのは、俺ら灰谷兄弟で十分だっつーの

蘭「早く帰って、Aちゃんが作ってくれたご飯食べようぜ」

竜「だな。あ、飲み物だけコンビニで買ってこう」

蘭「なら、Aちゃんの所寄ってこ」

竜「やった、A会える！」

ケンカの後だってのを忘れて、Aに会える喜びでいっぱいで…この時は嬉しさの方が勝ってて、この後どうなるかなんて、全く考えてなかった

なんでって？

Aととある約束をしたから

『いらっしゃいませー…って、蘭ちゃんと竜くん？！』

蘭「Aちゃんお疲れ様♡」

竜「久々に仕事中のAに会え…『竜くん約束破ったね?!』

竜「え？」

『ほっぺ赤くなってんだけど…！』

蘭「ほんとだ、ダッサw」

竜「………うっわ、マジだ…」

『もうケンカしないって約束したのに、破ったの？！』

竜「いや、これには訳があって…！」

『そういう言い訳はいらない！！』

蘭「まぁまぁ、Aちゃん落ち着いて…取り敢えず、俺らもちゃんと説明したいから、終わったらすぐに帰ってきてね」

『う……分かった…』

やべぇ……Aが帰ってきたら、話し合いが始まる……

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