思い出の場所 (ページ41)

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❤︎41 side ran ページ41

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Aちゃんとの約束を守るため、Aちゃんを絶対に幸せにするって決めたから、出会った場所で気持ちを伝えれて良かった…

「これ夢じゃねぇよな？」

『自分の脚が見えてるなら、夢じゃないよ』

「勝手にユウレイにすんなw」

現実なのか、夢なのか区別もつかないくらいの高揚感

でも、俺の腕の中には大事なAちゃんがいる
こんなに幸せな時間って、本当にあるんだな…

「本当は指輪準備したかったんだけど、重すぎるかな…って思ってさ…」

『ビックリしたけど、蘭から貰った物は何でも嬉しいよ。大事にするね』

「も〜本当にAちゃん大好きすぎるんだけど…」

『痛い痛い！苦しいって…！』

「わりぃ…いつかちゃんと指輪プレゼントするから、受け取ってくれる？」

『当たり前じゃん！あ、でもさ、せっかくなら“ハタチ”の時が良いかも』

あー…ハタチねぇ……

今日で学生は卒業で、半ば大人の仲間入りみてぇなところはあるけど、確かに区切りは良いけど……

「Aちゃんの誕生日じゃダメ？」

『んー…それでも良いけど、私としては…なんて言うのかな…その……』

「その？」

『もっと…彼氏彼女っていう関係を楽しみたいというか…///』

「あ〜なるほどね。確かにその期間は短かったからなー。」

『だから、お互いが20歳になるまで色んな所に行って、思い出作りたいなって』

「彼氏である蘭ちゃんが全部叶えてあげる♡」

『ありがとう。蘭って、本当に私の事好きだねー』

「当たり前だろ？こんなに可愛くて、強気なAちゃん以外の女はいらねー」

『強気は余計だなー』

メイクが濃くて、香水の香りがキツいそこら辺の女より、断然Aちゃんの方が可愛いんだわ…

そんな奴らから追われるのが今日で最後って分かったら、マジで幸せ

「行きたい所とか全部連れてってあげるから、今のうちから考えといて〜」

『蘭と一緒に行ったのが、ゲーセンが初めてだったからなぁ…色んな所行きたいけど、またゲーセン行きたいかも』

「そんなの余裕よ。なんなら、今日プリクラ撮ってく？」

『うん！卒業式も終わったから、このまま行きたい！』

「じゃあ、行くか〜」

軽くキスをしたら、また照れてるAちゃんも可愛いんだからなぁ…

俺、この先どうなるかなー

「お手をどうぞ、プリンセス」

『蘭って、そういうところズルいよね…！』

「ん〜？行かねぇなら、置いてくよ〜？」

『待ってって！』

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