実れオレンジ

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『な、仲良く、なんて‥』

向「あ、ごめ、嫌やった‥？」

『いや、とかではなくて。ただなんでだろうって‥』

向井さんの興味が少しでもわたしに向いているなんて
信じられないことすぎて。


SnowManのマネさんと出会う←偶然ならまぁ‥わかる

向井康二さんと電話する←わからん

話がしたいと言われる←もっとわからん

向井さんと2人でお話してる←もっともっとわからん

わたしと仲良くなりたい←！！？？！、！？

っていうわからん状態で脳内が混乱中ですいま。
これまるっと夢なのかも、とも思えてきた


向「ちゃんとした理由はあるんやけど、いまはまだ言えないねん。

でも、Aさんのこともっと知りたいからっていう気持ちからじゃ‥だめ？」


なんとも真っ直ぐに、伝えてくれる言葉に

『いいえ』なんて言えなくて、


『‥‥では、お、おねがいします』

向「っハァーーーーー‥！よかったぁあ！」

安心した様子でガッツポーズをする向井さん


向「‥‥ありがとう。どうしよ、めっちゃうれしいねんけど」

そんな喜んでもらえるほどの人間ではないのに、
なんて一瞬自分を卑下していた気持ちが

彼のうれしそうに綻ぶ顔を見たら吹っ飛んでった


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